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2025年1月29日公開のBillboard Japan週間アルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”(集計期間:2025年1月20日~1月26日)で39,356枚を売り上げて2位を記録したKID PHENOMENON from EXILE TRIBEの『PHENOMENON』。
1月22日にリリースされた同作はKID PHENOMENONの1stアルバムで、シングル曲「Wheelie」「存在証明」「ONE DAY」「Unstoppable」や各シングルのカップリング曲を含む全14曲が収録されている。本作の”完全生産限定盤 MOVIE Ver.”にはこれまでの全シングルのミュージックビデオと【NEO EXILE SPECIAL LIVE 2024】でのパフォーマンス映像を収録したBlu-rayが付属する。
ここでは、SoundScanJapanの販売データを使用し『PHENOMENON』の販売動向を調査する。図1(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/146047/2)は『PHENOMENON』の実店舗での発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。また、一般的なアルバムの販売比率とも比較するため、2024年に発売された全てのアルバムの販売比率も全アルバムとしてグラフに追加している。
本作と全アルバムを比較し、まず目に入るのは関東地方の販売比率の高さである。一般的なアルバムの関東地方での販売比率が49.2%であるの対して、『PHENOMENON』は55.3%と、過半数を関東地方で販売している。他に全アルバムよりも高い比率の地域は近畿地方(全アルバム17.3%に対して『PHENOMENON』17.8%)、中国地方(全アルバム3.4%、『PHENOMENON』6.3%)、九州地方(全アルバム7.2%、『PHENOMENON』8.1%)のとなっており、他の地方は全アルバムの販売比率に届かない結果となった。
また、調査対象を都道府県別に広げると、『PHENOMENON』が全アルバムよりも高い販売比率となっているのは埼玉県24.1%(以下かっこ内全アルバム:4.1%)、神奈川県13.8%(4.6%)、大阪府12.5%(12.2%)、愛知島8.2%(6.1%)、福岡県8%(4.1%)、広島県6.1%(1.9%)、千葉県5.7%(3.1%)、兵庫県5.2%(2.4%)、宮城県3.7%(2.2%)となっている。
これらのデータより、現在のKID PHENOMENONは埼玉県や、神奈川県、大阪府等、大都市のある府県に人気が集中している傾向がある事がわかる。今後、更に知名度が上がれば全国に人気が広がっていくだろう。
1stアルバムが2位に初登場するという好成績を残したKID PHENOMENON。彼らの今後の活躍、そして『PHENOMENON』の2周目以降のチャートアクションに注視していきたい。
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