デイヴ・グロール、米LA山火事被災者に食事提供を行い誕生日を過ごす

2025年1月16日 / 13:15

 米ロサンゼルスで山火事が続く中、デイヴ・グロールが56歳の誕生日を、被害にあった家族たちを支援する形で迎えた。

 フー・ファイターズのフロントマンである彼は、過去にボランティアを務めた経験がある米ロサンゼルスを拠点とするチャリティ団体フィード・ザ・ストリーツと再び協力。この団体が、現地時間2025年1月14日にインスタグラム・ストーリーズで公開した動画には、グロールが手作りのチリをかき混ぜる姿や、他のボランティアたちと笑顔で交流する様子が映っている。その数時間後、団体は避難中の家族や受刑者消防士のために夕食を準備し包装していることを明らかにした。

 この動画が投稿された日は、グロールが56歳の誕生日を迎えた日で、パシフィック・パリセーズで火災が発生してからちょうど1週間後でもあった。その後、市内の他の地域でも火災が相次ぎ、数多くの建造物が破壊され、数万人の住民が避難を余儀なくされた。米CNNの報道によると、これまでに少なくとも25人が命を落としている。

 市が復旧を目指す中、開催予定だったコンサートや【グラミー賞】前のパーティーなど多くの業界イベントがキャンセルまたは延期された。米ビルボードもまた、現地時間1月14日に、【グラミー賞】の週に企画していたすべてのイベントを正式にキャンセルしたと発表し、「この壊滅的な大火災の現実に直面しているロサンゼルスの人々に思いを馳せています」と声明で述べた。「私たちのスタッフやコミュニティーの多くが個人的に影響を受けています。現時点での最優先事項は、私たちがホームと呼ぶこの街の長期的な復興を支援するために、私たちのリソースを最大限に活用することです」と付け加えた。

 グロールは、危機的な状況下にあるLAを支援している音楽業界人の一人で、他にもドージャ・キャットがアメリカ赤十字と提携し、限定グッズの販売を通じて山火事救済のための資金を集めた。さらに、ASCAP、ギター・センター・ミュージック・ファウンデーションをはじめとする多くの音楽団体が、被災者のために緊急基金などを設立した。ビヨンセのBeyGood基金、ソニー・ミュージック・グループ、ワーナー・ミュージック・グループなどの団体は多額の寄付を行い、支援活動に貢献している。


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