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レディー・ガガとブルーノ・マーズのコラボレーション・シングル「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」が約4か月を経て1位に到達した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。
2024年8月16日にリリースされた「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」は、同年8月31日付で3位に初登場した後、11月9日付で2位まで浮上して11月30日付まで4週間同位をキープ。12月中はホリデー・ソングの上昇により順位を下げたが、クリスマス・ウィークが終わり今週から通常のチャートに戻ったことで、先週の17位からジャンプアップして登場20週目で1位に到達した。
登場20週目での首位獲得は、2024年3月30日付に32週目で1位に到達したテディ・スウィムズの「ルーズ・コントロール」以来の最長記録で、2024年の年間チャートで1位に輝いた同曲は、今週のチャートで4位に再登場している。
「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」は、今週の集計期間(2024年12月27日~2025年1月2日)にエアプレイが5,970万回(前週比11%増加)、ストリーミングが2,710万回(11%増加)、セールスは6,000(41%増加)をそれぞれ記録。ストリーミング・ソング・チャートでは先週の25位から1位にジャンプアップして、レディー・ガガは2曲目、ブルーノ・マーズは3曲目のNo.1タイトルを獲得した。デジタル・ソング・セールス・チャートでは、先週の5位から4位にワンランクアップしている。
ソング・チャート“Hot 100”史上1,177曲目のNo.1タイトルを獲得した「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」は、レディー・ガガにとって6曲目、ブルーノ・マーズにとっては9曲目の首位獲得曲で、レディー・ガガはその6曲全てにソングライターとして、プロデューサーとしては3曲にクレジットされている。ブルーノ・マーズも、ソングライターとして9曲(フロー・ライダーの「ライト・ラウンド feat. ケシャ」を含む)、プロデューサーとしては3曲目の首位を獲得した。
レディー・ガガ 首位獲得曲
「ジャスト・ダンス feat. コルビー・オドニス」(2009年/3週)
「ポーカー・フェイス」(2009年/1週)
「ボーン・ディス・ウェイ」(2011年/6週)
「シャロウ with ブラッドリー・クーパー」(2019年/1週)
「レイン・オン・ミー with アリアナ・グランデ」(2020年/1週)
「ダイ・ウィズ・ア・スマイル with ブルーノ・マーズ」(2025年/1週)
ブルーノ・マーズ 首位獲得曲
「ナッシン・オン・ユー」B.o.B feat. ブルーノ・マーズ(2010年/2週)
「ジャスト・ザ・ウェイ・ユー・アー」(2010年/4週)
「グレネイド」 (2011年/4週)
「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」(2012年/6週)
「ホエン・アイ・ワズ・ユア・マン」(2013年/1週)
「アップタウン・ファンク」マーク・ロンソン feat. ブルーノ・マーズ(2015年/14週)
「ザッツ・ホワット・アイ・ライク」(2017年/1週)
「リーヴ・ザ・ドア・オープン(シルク・ソニック名義)」(2021年/1週)
「ダイ・ウィズ・ア・スマイル with レディー・ガガ」(2025年/1週)
上記の通り、レディー・ガガは2000年代、2010年代、2020年代でそれぞれ2曲ずつ首位を獲得していて、ジャネット・ジャクソン、故マイケル・ジャクソンに続く3つの年代で複数曲首位を獲得した3組目のアーティストとなった。
レディー・ガガ:2000年代/2曲、2010年代/2曲、2020年代/2曲
ジャネット・ジャクソン:1980年代/2曲、1990年代/6曲、2000年代/2曲
マイケル・ジャクソン:1970年代/2曲、1980年代/9曲、1990年代/2曲
なお、マイケル・ジャクソンは上記の記録にグループとして活動していたジャクソン5の記録(1970年代に4曲)は含まれていない。グループとしての記録を含めるとすると、ポール・マッカートニーはソロ(ウイングスとしての記録を含む)で1980年代に3曲、1970年代に6曲、ザ・ビートルズとして1960~1970年代に20曲、ダイアナ・ロスはソロで1980年代に2曲、1970年代に4曲、ザ・スプリームスとして1960年代に12曲、それぞれ3つの年代で複数回首位を獲得している。
ブルーノ・マーズも2020年代では2曲目の首位を獲得して、今週「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」が1位に到達したことで首位獲得総週を35週目に更新。34週で並んでいたアデルとエルトン・ジョンを上回り、史上10番目の記録を達成した。
97週間 マライア・キャリー
60週間 リアーナ
59週間 ザ・ビートルズ
56週間 ドレイク
50週間 ボーイズIIメン
47週間 アッシャー
46週間 ビヨンセ
37週間 マイケル・ジャクソン
36週間 テイラー・スウィフト
35週間 ブルーノ・マーズ
ブルーノ・マーズは、BLACKPINKのロゼとコラボレーションした「APT.」も先週の34位から5位にジャンプアップして、TOP5に2曲をランクインさせている。
「APT.」は、2024年11月2日付で8位に初登場した後TOP10にはランクインしていなかったが、前述の通りホリデー・ソングが一掃されたことで急上昇し、今週最高位を更新した。今週の集計期間には、エアプレイが前週比3%増加の3,060万回、ストリーミングが15%増加の1,970万回、セールスは23%増加の6,000をそれぞれ記録している。
ロゼは、BLACKPINKとしてセレーナ・ゴメスとコラボレーションした「Ice Cream」(2012年)が記録した13位を上回る、自己最高位と自身初のTOP10入りを果たし、K-POPの女性アーティストとしても初のTOP10入りという快挙を達成した。同時に、TOP5にランクインしたのもK-POPの女性アーティストとして初の快挙となる。
昨年7月から史上最長記録となる通算19週間首位を獲得したシャブージーの「ア・バー・ソング(ティプシー)」は、先週の24位から今週2位に再浮上。エアプレイ・チャートでは6,800万回(14%増加)を記録して、23週目の首位を獲得した。カントリー・ソング・チャートでは29週目の首位を獲得して、過去10年間での最長記録を更新している。
ビリー・アイリッシュの「バーズ・オブ・ア・フェザー」も前週の28位から3位にジャンプアップして、ロック&オルタナティブ・ソング・チャートとオルタナティブ・ソング・チャートではそれぞれ22週目の首位を獲得した。
グレイシー・エイブラムスの「ザッツ・ソー・トゥルー」は先週の33位から6位に上昇して、2024年11月23日付で記録した最高位に再び到達。ケンドリック・ラマーの「Luther feat. シザ」は27位から7位にTOP10復帰を果たし、R&B/ヒップホップ・ソング・チャート、ラップ・ソング・チャートではそれぞれ4週目の首位を獲得した。
昨年6週間の首位を獲得したポスト・マローンの「アイ・ハッド・サム・ヘルプ feat. モーガン・ウォレン」は、先週の47位から8位に、サブリナ・カーペンターの「エスプレッソ」は46位から9位、「テイスト」は41位から10位にそれぞれTOP10復帰を果たしている。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは1月10日以降掲載予定となります。
◎【Hot 100】トップ10
1位「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」レディー・ガガ&ブルーノ・マーズ
2位「ア・バー・ソング(ティプシー)」シャブージー
3位「バーズ・オブ・ア・フェザー」ビリー・アイリッシュ
4位「ルーズ・コントロール」テディ・スウィムズ
5位「APT.」ロゼ&ブルーノ・マーズ
6位「ザッツ・ソー・トゥルー」グレイシー・エイブラムス
7位「Luther」ケンドリック・ラマー feat. シザ
8位「アイ・ハッド・サム・ヘルプ」ポスト・マローン feat. モーガン・ウォレン
9位「エスプレッソ」サブリナ・カーペンター
10位「テイスト」サブリナ・カーペンター
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