エンターテインメント・ウェブマガジン
1974年の【ユーロビジョン・ソング・コンテスト】で軽快なラブソング「Waterloo」(邦題:「恋のウォータールー」)を歌って優勝したスウェーデンのポップ・グループABBAの4人が、現地時間2024年5月31日にスウェーデン国王カール16世グスタフから同国で最も名誉ある爵位の一つを授与された。
このヴァーサ勲章が授与されたのはほぼ50年ぶりだ。アグネタ・フォルツコグ、ビョルン・ウルヴァース、ベニー・アンダーソン、アンニ=フリッド・リンスタッドは、“スウェーデンおよび国際的な音楽活動において非常に顕著な功績を残した”として、ヴァーサ勲章のCommander of the First Classを受章した。
スウェーデンには、国家元首や外国の王族に授与されるセラフィム勲章や、外国人や無国籍者に授与される北極星勲章など、いくつかの勲章がある。ヴァーサ勲章は、スウェーデンのため、あるいはスウェーデンの利益のために個人的に尽力し、公務や任務を成功させた人物に贈られるもので、2022年後半まで休眠状態だったが、同年スウェーデン国民への王立騎士団勲章の授与が復活した。今年に入ってから、国民とスウェーデン政府によって候補者が推薦され、国王はABBAのメンバー4人を含む候補者を承認した。
勲章は、王宮の金色に輝くヴィタ・ハヴェット会議室で厳粛に授与された。国王から赤い箱に入った勲章が手渡され、シルヴィア女王から位記が授与された。国王は、“13人の並外れたスウェーデン人”に勲章を手渡す前に、「今日皆さんが手にする勲章は、皆さんの並外れた努力に対するスウェーデンの感謝です」と述べた。授章の模様はスウェーデンで生放送された。
【ユーロビジョン】での勝利はABBAをポップ界の頂点に押し上げ、彼らはこの歴史的音楽コンテストで優勝した中で最も成功したグループとなった。ABBAのメロディック・ディスコ・ポップは世界中で何億枚ものレコードを売り上げ、グループの楽曲を基にした舞台ミュージカル『マンマ・ミーア!』は25年の歴史を持ち、2本の映画を生んだ。
偶然にも、2024年の【第68回ユーロビジョン・ソング・コンテスト】はスウェーデン南部で開催された。第68回大会は、ジェンダーにとらわれないアイデンティティーを受け入れるまでの道のりを歌ったオペラのようなポップ・ラップ「The Code」を披露したスイス人シンガーのニモが優勝した。
ABBAは40年間ライブ活動を行っていなかったが、2021年にカムバック・アルバム『ヴォヤージ』をリリースした。2022年からは英ロンドンでデジタル“アバ(ABBA)ターズ”によるコンサート【アバ・ヴォヤージ】が開催されている。
他の受章者は2023年の【ノーベル賞】受賞者2名で、 物理学者のアンヌ・リュイリエと、物理学と医学の分野で受賞したスバンテ・ペーボだ。二人とも“卓越した研究努力”に対して北極星勲章のCommander Grand Crossを受章した。
J-POP2025年11月21日
マカロニえんぴつが、タワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE.」ポスター意見広告シリーズに登場し、12月1日よりタワーレコードおよびTOWER RECORDS mini全店で順次掲出される。 12月10日にニューアルバム『ph … 続きを読む
J-POP2025年11月21日
31年前の11月21日に『Let’s Play Winter』でCDデビューしたhitomi。 昨年2024年の11月、活動30周年を記念し、初公開を含む様々な写真を年代別にキュレーションしていく特設サイト『hitomi 30th an … 続きを読む
洋楽2025年11月21日
クラフトワークが、およそ7年ぶりとなる単独来日ツアー開催を発表した。 本ツアーは、2026年春に名古屋、大阪、東京の3都市にて開催。チケットは、12月13日の一般発売に先駆け、11月22日正午よりウドー・プレミアムメンバーズ先行(S席先 … 続きを読む
J-POP2025年11月21日
藤原さくらが、これまでリリースしてきた楽曲に新たなミュージックビデオを制作・公開していくプロジェクトの第2弾として、2017年のアルバム『PLAY』収録曲「赤」の新MVを公開した。 「赤」は、YAGI & RYOTA(SPECI … 続きを読む
J-POP2025年11月21日
シンガーソングライターのシェネルが、12月10日に新曲「そのままでいいよ」をリリースすることを発表した。 楽曲は、11月27日からスタートするビルボードライブ・ツアーで初披露される予定だ。 この曲は、“ストレス社会”と言われる現代で、 … 続きを読む