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米ビルボードによるサステナビリティの特集でのアナログ・レコードに関する発言がちょっとした波紋を呼んだことを受け、ビリー・アイリッシュが事実関係をはっきりさせる投稿をした。
売り上げを伸ばすために複数種類のアナログ・レコードをリリースするのは“無駄な”やり方だとビリーが非難したインタビューで、彼女がどのアーティストを指していたのかファンが憶測し始めた。現地時間2024年3月31日、ビリーはこれらの憶測に対して、インスタグラムに「オーケー、私が言いもしないことを言ったなんて言わずに、あのビルボードの記事で私が言ったことを実際に読んでくれたら最高ですね」と黒い背景に白い文字で綴った。
「私は誰かを特定して言ったわけではないですし、これは業界全体の体質的な問題です。そして、(作品を)複数形態でリリースするのは、多くのアーティストがやっています。私も含めて!これは記事で明確に述べています」と説明した。
今回のコメントの前にビリーの母でSupport + Feedの創設者であるマギー・ベアードは、米ビルボードに音楽業界でよりサステナブルな取り組みが行われることを望んでいると語った。親子のこれまでの取り組みには、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で1位を獲得したアルバム『ハピアー・ザン・エヴァー』の様々なバージョンをリリースした際、100%リサイクルされた黒いアナログ・レコードや様々な色のレコードには廃棄されたアナログを再利用したり、サトウキビから作られたビニール・ラップを使用したことが含まれている。
3月28日に公開されたインタビューで、ビリーは「なぜか、一部のアーティストにとって様々な種類のアナログ・レコードやパッケージをリリースすることがとても重要な時代に私たちは生きています……それによって売り上げや、数字が上がり、より多くの収益を得ることができるのです」と述べていた。「それがどれだけ無駄なことなのか、言葉では表現できません」と語った。
同インタビューで、彼女は「世界で最もビッグなアーティストたちが、より多く購入させるために40種類もの異なるレコードを発表しています」と続けた。「とても無駄で、いまだにこんなにも数字を気にして、お金儲けにこだわっているのかと思うとイライラさせられます。みんなのお気に入りのアーティストたちがこんなことをしているんです」と説明した。
記事が公開された後、ビリーが特定のアーティストを批判しているとSNS上の一部のファンは思ったようで、あるファンは最新アルバム『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』で4種類のデラックス盤をリリースするテイラー・スウィフトを間接的に非難していると考えた。一方で、ビヨンセ、アリアナ・グランデ、ハリー・スタイルズ、エド・シーラン、オリヴィア・ロドリゴなどのミュージシャンがここ最近、1つのアルバムに対し様々な種類のバージョンをリリースしている。
しかし、ビリーが新しい投稿で明らかにしたように、環境保護は世界的な問題であり、記事で彼女が語ったように、特定のアーティストに起因しているわけではない。「気候危機は現在起こっていることで、私たち全員が問題の一部であり、より良い行動を取るべきなのです。やれやれ」と彼女は付け加えた。
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