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米ラスベガスのコロシアム・アット・シーザーズ・パレスで開催されているアデルによるレジデンシー公演【ウィークエンズ・ウィズ・アデル】の幕が閉じるまでわずか数か月となった。2022年11月に開始し、今夏6月15日まで延長された常設公演は終わりに近づいているが、次にアデルがアルバムをリリースした際に、彼女を見るために遠征する必要はないかもしれないと本人が語った。
ファンが投稿した動画によると、もうツアーは行わないかもしれないと過去に発言していたアデルが、先週土曜夜の公演でツアーへの復帰を予告したようだ。2021年発売のアルバム『30』に次ぐ新作について、「しばらくはアルバムを書かないと思う」と話した彼女は、「でも、次に書くときは、みんなが住んでいるところどこにでも行きますよ」と続け、“本当に、本当に、本当に”常設公演を楽しんでいると付け加えた。
アデルは、米ラスベガスでの3年間に及ぶ常設公演を何度も延長しており、彼女が公演を楽しんでいるのは紛れもない事実だろう。自身の産婦人科医に客席で出くわしたり、米ドラマ『フレンズ』の故マシュー・ペリーをトリビュートしたり、ボーイフレンドのリッチ・ポールをステージ上で“夫”と呼んだり、あるカップルの赤ちゃんの性別発表を手伝うためにショーを中断したりと、数々の思いがけないサプライズも生まれた。
過去にステージ恐怖症であることを公言していたアデルは、『30』を引っさげた大規模なワールド・ツアーを行うのではなく、米ラスベガスで常設公演を行うことを選んだ。2017年にリリースした『25』のツアー終盤のニュージーランド公演で、彼女は「ツアーは苦手なんです……拍手を浴びるとやや弱気になってしまうんですよね。今後ツアーをするかどうかわかりません。私がツアーを行った唯一の理由は皆さんです。ツアーが私の得意なことかどうかわからないんです」と語っていた。
その後、2022年1月に開始予定だった常設公演の開幕前夜に、当時のプロダクションに“魂がない”ことを訴えて突然延期を決断したが、昨年10月のインスタグラム投稿では、常設公演が人生を変えたと綴っていた。「私はどうしても再びライブ・パフォーマンスを愛する必要があり、それができました。私は自分の歌と再びつながり、その歌の意味を思い出す必要があり、それもできました!」と彼女は公演の映像集にキャプションし、「昨年、久しぶりにステージに立ち、再び観客と間近に接することができたことは、本当に忘れられない特別な癒しの体験でした。共に経験した面白くて、ソウルフルで、ワイルドで、そして切ない出来事は、永遠に私の心の中に刻まれています。あなたたちの表情、一緒に笑って泣く姿、心を込めて歌う姿、紙吹雪を大量にかき集める様子。すべてのシミ人形、友情ブレスレット、花、Facetimeコール、旗。悲しい曲ばかりのショーがこんなに楽しいなんて!」と彼女は述べていた。
アデルは最後に週2回行ってきた常設公演のおかげで、「私は多くのことを感じ、自分自身とあなたたちについて多くのことを学びました。怖いと思っていたことすべてに人間味を感じるようになりました」と述べ、「しかし、何よりも、ステージに立つことがどれだけ楽しいか、ステージに立つことが本当に得意で、ステージが100%自分の居場所なんだということを確信しました!」とライブ・パフォーマンスに対してポジティブな気持ちを持てるようになったことを明かしていた。
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