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ワン・ダイレクションの象徴的な「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」ミュージック・ビデオのYouTubeでの再生数が、公開10周年を迎えてからわずか数か月で10億回を突破した。
2013年11月3日に投稿されたこの4分間のミュージック・ビデオでは、当時メンバーのハリー・スタイルズ、ゼイン・マリク、ナイル・ホーラン、ルイ・トムリンソン、リアム・ペインが、彼らの家族と共に子供の頃の写真を再現している。例えば、あるシーンでは、幼いスタイルズが母親のアンの隣でソファに座っている写真が、同じ姿勢で座っている現在のスタイルズと母親の写真に変化する。スタイルズは数センチ背が伸びたが、当時と同じ青いバスローブを身にまとている。
別の幼少期の写真では、幼いトムリンソンが両親や祖父母と一緒に座っている。時間が現在に移るにつれて、彼と彼の両親は年を取っていくが、彼の祖母と祖父の姿はフェードアウトしている。
スタイルズが曲の冒頭で「この壁には僕が説明できない物語が書かれている/心は開いたままにしているけど何日もこの場で空っぽのままだ」と歌い出すと、他のメンバーはサビで「僕の人生の物語、彼女を家まで送っていき/彼女を暖めるために夜通し運転し/そして時間が止まる」と彼に加わる。
この曲は2013年にグループの3rdアルバム『ミッドナイト・メモリーズ』の発売に先駆けてリリースされた。同アルバムは米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で首位デビューし、グループにとって4作連続首位獲得作のうちの3作目となった。「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」は米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で最高6位を獲得し、グループが2016年の活動休止までにトップ10に送り込んだ6曲のうちの1曲となった。
「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」は、初めてYouTube再生数が10億回を突破したワン・ダイレクションの映像作品ではない。2011年にリリースされたデビュー・シングル「ホワット・メイクス・ユー・ビューティフル」のビーチでのMVと、2015年に公開された米NASAをテーマにした「ドラッグ・ミー・ダウン」のMVもこのマイルストーンに達成している。
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