OHL、満員の3rdワンマンライブ【THE PIECE 1】のレポート到着

2023年9月18日 / 12:00

 OHLが、9月3日に【OHL 3rd ONEMAN LIVE “THE PIECE 1”】を代官山UNITで開催した。

 2021年1月の結成以降、多数のイベント出演やライブをこなし、精力的な音源のリリースなどで、ジワジワと“ピース”(彼らのファンの総称)を増やしてきたOHL(=ONE HUNDRED LIMINAL)。楽曲制作から振付、ビジュアル面に至るまでメンバー自身が担当しているのもグループの強味だ。メンバーはJUNYA、KTA、NAO、SHURU、KANNA、RYUSEI、GENの7人。それぞれが持つ異なる個性も魅力となっている。本公演では、ビッシリとフロアを埋め尽くした“ピース”達に圧倒的なパフォーマンスを見せつけた。ここでは当日の模様をお伝えしよう。

 開演時間を少々過ぎたところで場内が暗転。オープニング映像が流れたあと、ステージにはメンバーがスタンバイする。彼らの姿が見えたところで場内からは黄色い声援が起こり、一気に熱気が上昇。ハードでドープな「OHL」でグイグイとボルテージを上げていく。目まぐるしくボーカルも変わる上に、迫力あるダンスも相まってステージが狭く見えるほど。もちろん、アグレッシヴなHIPHOPナンバーの合間には、ソフトなバラードチューン「Addictive Luv」で歌唱力をアピール。続く4曲目には3週連続リリースの第1弾「Periodt.」を披露。サビで見せるキュートな振りは、誰でも楽しめる仕上がりだ。

 MCでは、親しみやすいトークでファンとの距離感をグッと縮めていく。KTAはメンバーの衣装やグッズのディレクションを担当しているそうで、制作への思いを説明。グループの活動において、個々の思いやアイデアが随所に活かされているのが伝わってきた。実はOHLはGENが事務所の代表となり、自身の事務所を運営している完全セルフ・プロデュース型のグループである。アーティスト側の負担は増えるだろうが、メンバーが納得のいく音源や活動ができるのは最大の強みだろう。MCのあとは3週連続リリースの第2弾「SENSUAL」を聴かせる。作詞を担当したのはKANNA。チルなR&Bテイストが沁みるラブソングだ。こういう優しい曲にしろ、ブチ上がるダンスチューンにしろ、彼らの曲には国籍を飛び越えたパワーがある。トラックのセンスはもちろん、歌詞も日本語や英語のフレーズも、うまくリズムに溶け込んでいて聴き心地は抜群だ。ライブではその楽曲にさらなるパワーが注入される。その熱はライブ後半、さらにヒートアップしていった。

 10曲目の「Love Forever」は結成後、初めて発表した楽曲とあって“ピース”達にもおなじみの曲。ラテン風味のビートにソフトに絡む歌が心地良い。本編はこのあと派手なアクションのダンスが見どころの「GO UP」やメンバーが激しくポジションを変える「Hurtful Distance」で圧倒しつつフィニッシュ。ここまで全曲全力投球のパフォーマンスで個性をアピールした7人だが、それぞれのキャラ立ちがハッキリしているため、初めて見た人でも各メンバーの顔と名前がしっかり頭に焼き付いたに違いない。リーダーとしてグループを引っ張るJUNYA、印象的な声を持つメインボーカルのKTA、オールマイティなダンスで魅せるNAO, 力強いラップとMCトークとのギャップが魅力のSHURU、華やかでダイナミックなダンスとボーカルが武器のKANNA、小柄ながらキレのあるダンスとボーカルが持ち味のRYUSEI、そしてグループの支柱であり、安定感のあるパフォーマンスでクールな存在感のGEN……。そんな彼らがステージに立った時の化学反応はぜひ見て実感していただきたい。

 アンコールは、メンバーがファンへ感謝の思いを綴った手書きのメッセージ映像から始まった。その後、黒ベースの衣装にチェンジして再びステージに現れたメンバーはライブ当日にデジタルリリースとなった「Change Ma Life」に加え、ダークなRAPをフィーチャーした「Xplosion」や「RED DEMON」など、本編以上にアグレッシヴなパフォーマンスで魅了。また、サプライズで新曲「PEACE ONE」をお披露目するなど、大サービス。ダブルアンコールの大ラス曲「Dreaming Journey」では、観客に手拍子や手を振らせて楽曲への参加を促し、一体感を演出。最後は温かい空間で締めくくった。ファンに寄り添う姿勢も彼らが支持を集める理由なのだろう。

 この先もイベント出演やライブスケジュールが次々に決まっているOHL。日本のみならず、グローバルな評価も得られるであろう楽曲とダンススキルのクオリティーを持ってすれば、今後“ピース”はグローバルに広がっていくに違いない。ぜひライブを体験して、彼らの魅力に触れていただきたいと思う。 

Text by 海江敦士

◎公演情報
【OHL 3rd ONEMAN LIVE “THE PIECE 1″】
2023年9月3日(日)
東京・代官山UNiT


音楽ニュースMUSIC NEWS

ジャスティン・ビーバー、妻ヘイリーとの過去の喧嘩で“ヴォーグの表紙には絶対になれない”と告げたことを振り返る

洋楽2025年5月21日

 米ファッション誌ヴォーグの5月号(現地時間2025年5月20日発売)の表紙にヘイリー・ビーバーが特集されたことを受け、夫のジャスティン・ビーバーがインスタグラムにそのフォトシュートからの写真を投稿し、妻の功績を称賛するとともに、その功績が … 続きを読む

【ビルボード】“ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20”、サツキ「メズマライザー」2週連続首位に 【マジミラ2025】公式AL収録曲が浮上

J-POP2025年5月21日

 2025年5月21日公開(集計期間:2025年5月12日~5月18日)の Billboard JAPAN “ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20”で、サツキ「メズマライザー」が首位を獲得した。  「メズマライザー」は、202 … 続きを読む

【TOKYO IDOL FESTIVAL 2025】出演者第6弾発表 ハロー!プロジェクトから5組の出演が決定

J-POP2025年5月21日

 2025年8月1日、2日、3日の3日間、お台場・青海周辺エリアにて開催される【TOKYO IDOL FESTIVAL 2025】の第6弾出演者が発表となった。  現在全国ツアー中で6月には日本武道館公演を控えるJuice=Juiceをはじ … 続きを読む

ゆず、“トビラ”リバイバルライブ開催決定 自身初の有明アリーナにて3DAYS

J-POP2025年5月21日

 ゆずの新曲「GET BACK」が、本日5月21日に配信スタートし、同時に新アーティスト写真も公開された。  「GET BACK」は、テレ東系で放送中のテレビアニメ『ポケットモンスター』オープニング・テーマ。北川悠仁が「失った未来を取り戻す … 続きを読む

現役音大生アーティスト“しょうがちゃん”、初配信SG「マリー・アントワネット」リリース

J-POP2025年5月21日

 現役音大生の新人シンガーソングライターしょうがちゃんが、自身初となるシングル「マリー・アントワネット」を配信リリースした。  本楽曲には「世間に同調するのではなく、自分らしい幸せを追求したい」という赤裸々なメッセージが込められており、規則 … 続きを読む

Willfriends

page top