テイラー・スウィフトのニュー・アルバム『ミッドナイツ』が、全米で記録的なスタートを切っている。
現地時間2022年10月24日時点でのルミネートへの報告によると、10月21日に発売されたこのアルバムは、発売後3日間（10月23日まで）で全米で120万以上のアルバム換算ユニットを獲得した。この内、従来のアルバム売上は全てのフォーマット（デジタル・アルバム・ダウンロード、CD、アナログ盤、カセット）で955,000ユニット以上となっており、アナログ盤だけでも500,000枚に近づいている。ルミネートのデータは米ビルボードのウィークリー・チャートを支えている。
発売3日間で『ミッドナイツ』は、既にテイラー自身の『レピュテーション』が持つ初週売り上げ記録の123.8万（2017年12月2日付チャート）以来となる換算ユニット数を記録した。また、『ミッドナイツ』は、『レピュテーション』の初週121.6万枚以来、あらゆるアルバムの中で最大のセールス週を記録している。ルミネート（旧ニールセン）が1991年に音楽販売の追跡を開始して以来、『ミッドナイツ』のアナログ盤は単独で最大の週間セールスを記録したことが先に報告されている（10月22日）。
さらに、最初の3日間で、アルバムの20曲のオンデマンド公式ストリーミング（オーディオとビデオの合計）は、全米で2億8,400万回を超えた。このアルバムの標準的な初回バージョンは13曲だったが、3時間後にリリースされたデラックス・バージョンでは7曲が追加された。この2億8,400万回という数字は、2022年に発売されたアルバムの週間ストリーミング数で3番目に多い。今年最大の週間ストリーミング数は、バッド・バニーの『Un Verano Sin Ti』で、3億5,655万回を記録した（5月21日付チャート）。
チャート週は10月27日までなので、『ミッドナイツ』の総ユニット数、セールス数、ストリーミング数は今後増加すると想定される。同アルバムの最終週間売上枚数は現地時間10月30日に発表される。『ミッドナイツ』は11月4日付の米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”において高順位で発進すると予想され、もし1位を獲得すれば、テイラーにとって11作目のNo. 1アルバムとなる。