今週の洋楽まとめニュースは、オリヴィア・ロドリゴに関する話題から。2021年7月14日、オリヴィア・ロドリゴが米ホワイトハウスを訪問し、若年層に新型コロナウイルス・ワクチンの接種を促す取り組みを支援するためにジョー・バイデン大統領と米感染症対策トップのファウチ博士と面会した。バイデン大統領は13日にインスタグラムで自身が若かった頃の写真を投稿し、「この若者はきっとワクチンを接種していただろうと分かっていますが、他の若者たちも守らなければなりません。誰か手伝ってくれる人はいませんか？」とキャプションに綴った。するとオリヴィアが、「私やります！明日ホワイトハウスで会いましょう！」と応じた。それから24時間後、彼女はホワイトハウスのプレス・ルームからワクチン接種に関するスピーチを発信した。米政府当局者によると、18歳のオリヴィアの訪問はSNSやセレブ・インフルエンサーたちを通じてさらに多くの若者たちにワクチンを接種してもらう取り組みの一環で、プレス・ルームからのスピーチのほかにも、動画に出演してもらい、若者のワクチン接種が何故必要なのかについてやコロナ・ワクチンに関する疑問に答えてもらうとのことだ。
オリヴィア・ロドリゴ、若者にワクチン接種を促す米政府による取り組みを支援
地球規模の大規模生中継イベント【Global Citizen LIVE】の出演者リストが公開された。イベント【Global Citizen LIVE】は、地球環境を保護し貧困を撲滅するためのグローバルシチズンキャンペーンの一環として、9月25日にABC、BBC、Fx、YouTubeチャンネルなどで24時間生中継される。アフリカ、アジア、オーストラリア（オセアニア）、ヨーロッパ、中東、北・南米の6大陸で撮影された様々な公演とイベントで構成されており、様々な分野の芸術家や活動家、指導者らが、ニューヨークのセントラルパーク、パリのマルス公園をはじめ、ソウル、ドバイ、ロンドン、ロサンゼルス、ラゴス、リオデジャネイロ、シドニーなど大陸別主要都市の象徴的な場所に設けられたステージで生中継公演など多彩なコンテンツを披露する。今回は、BTS、アンドレア・ボチェッリ、ビリー・アイリッシュ、コールドプレイ、ドージャ・キャット、デュラン・デュラン、エド・シーラン、グリーンデー、ヒュー・ジャックマン、ショーン・メンデス、ザ・ウィークエンド、アッシャーなど世界的なアーティストたちが出演する。
BTS、ビリー・アイリッシュ、エド・シーランら、大規模生中継イベント【Global Citizen LIVE】に出演
BLACKPINKのリサが2021年夏にソロ・デビューすることが明らかになった。英語K-POP情報サイトSoompiによると、所属事務所であるYG ENTERTAINMENTのプレス・リリースには、「リサは今週、自身の新曲のミュージック・ビデオを撮影します。彼女は今年の夏にソロ・デビューする予定です」と記載されている。BLACKPINKからは既にジェニーとロゼがソロ・アーティスト・デビューを果たしている。ジェニーが2018年11月にリリースした「SOLO」は、米ビルボードの“World Digital Song Sales”チャートで首位を獲得し、彼女は同チャートの頂点に上り詰めた史上2番目のK-POP女性ソロ・アーティストとなった。また、ロゼのソロ・デビューは、今年1月にYouTubeで配信されたグループ初のオンラインライブ【2021 BLACKPINK [THE SHOW]】でサプライズ発表されたが、3月にリリースされたアルバムからは「Gone」や「On the Ground」がシングル・カットされ、後者は米ビルボードのグローバル・チャート2種でNo.1を獲得している。
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、BTSの「Butter」が7週目の首位をキープした。前週から29％減少したが、今週も108,800と10万超えの高セールスを維持して、デジタル・ソング・セールス・チャートでも同7週目の1位を獲得した「Butter」。ストリーミング・ソング・チャートでは、先週と同率の1,080万再生を記録して23位から21位に、エアプレイは6％増加の2,910万回に上昇させて、エアプレイ・チャートでも31位から26位にそれぞれ順位を上げている。BTSは、7月9日に新曲「Permission to Dance」をリリースしていて、次週上位にデビューすることが予想されている。ポイントの大幅な減少がなければ「Butter」とワンツーフィニッシュを飾る可能性も高い。その「Butter」と並んで、オリヴィア・ロドリゴの「good 4 u」も6月5日付チャートから7週連続で2位を、ストリーミング・ソング・チャートでも同7週目の首位をキープした （週間2,760万再生 / 9％減少） 。セールス・チャートでは5位から9位にランクダウンしたが、ラジオを15％増加の6,130万回に上昇させて、エアプレイ・チャートでは6位をキープし、6週目のAirplay Gainerを獲得している。
【米ビルボード・ソング・チャート】BTS「Butter」7週連続No.1、リル・ナズ・Xが約２か月ぶりにTOP5返り咲き
そしてアルバム・チャートでは、オリヴィア・ロドリゴの『サワー』が通算3週目の首位を獲得した。5月21日にリリースしたオリヴィア・ロドリゴのデビュー・アルバム『サワー』は、現時点での2021年最大の週間ユニット295,000を記録して、翌6月5日付チャートで堂々のNo.1デビューを飾り、TOP3をキープして7月3日付チャートで首位に復帰。先週は1位にタイラー・ザ・クリエイターの新作『コール・ミー・イフ・ユー・ゲット・ロスト』、2位にドージャ・キャットの『プラネット・ハー』がデビューしたことで3位にダウンしたが、安定したポイントを維持して今週再び息を吹き返し、通算3週目の首位を獲得した。タイラー・ザ・クリエイターの『コール・ミー・イフ・ユー・ゲット・ロスト』は、前週から74％減少の44,000まで大きくユニット数を落とし、6位に急落。1位にデビューしたアルバムが2週目にTOP5を下回ったのは2021年初で、2020年12月26日付チャートで1位から25位に転落したショーン・メンデスの『ワンダー』以来となる。今週5位に初登場したのは、 米イリノイ州シカゴ出身のラッパー＝G・ハーボの新作『25』。これまでの最高位は、2020年3月14日付チャートで記録した前作『PTSD』の7位で、本作で最高位更新と2作目のTOP10入りを果たしている。
【米ビルボード・アルバム・チャート】オリヴィア・ロドリゴ『サワー』通算3週目の首位、G・ハーボ初登場5位
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