【2.5次元】ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.2-大英帝国の醜聞-鈴木勝吾インタビュー「この時代だからこそ届けたい」

2020年6月16日 / 08:00

-ところで、新型コロナウイルスは舞台業界に大きな影響を与えています。役者さんたちはもちろん、ファンの人もいろいろな思いを抱えていると思いますが、鈴木さんは今、どんな思いをお持ちですか。

 今、緊急事態宣言を抜けたということは、一人一人が頑張った結果だと思います。これで安心するわけではありませんが、それは自分たちでも褒めていいことなのかなと思っています。そして、全員が何かしらの影響は受けていて、そんな中で頑張ったので、そういう方たちにまたエンターテインメントを届けたいという気持ちが、僕の中では湧いています。

 この自粛期間で、僕自身も演劇ってなんだろうとめちゃくちゃ考えました。これまで、いろいろとやらせていただいているうちに、がむしゃらに走ってきてしまっていましたが、改めて僕自身が演劇に救われたということを思い返して、応援してくださる皆さんに恩返しをしたいと思っています。そのためには、公演をすることだと思います。また皆さんとともに歩んでいけたらいいなと思いますし、一緒につかみとった公演の幕が開いたときはみんなで手を取り合って歓喜の演劇にしていきたいなと思っています。

-改めて公演への意気込みを。

 僕たちにとっても、お客さまにとっても思いが詰まった公演になると思います。大千秋楽で応援してくれたファンの皆さんと僕たちで、大拍手で笑って泣いて…そういう公演に必ずしたいと思っています。

(取材・文・写真/嶋田真己)

ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.2-大英帝国の醜聞- (C)竹内良輔・三好 輝/集英社 (C)ミュージカル『憂国のモリアーティ』プロジェクト

 ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.2-大英帝国の醜聞-は7月31日~8月10日、都内・天王洲 銀河劇場、8月14日~16日、京都劇場で上演。
公式サイト https://www.marv.jp/special/moriarty/

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