長野凌大、星野奈緒、パク・ユチョン「この映画を見て、自分が置かれている状況から一歩踏み出したいと思っていただけたらうれしいです」『361 – White and Black -』【インタビュー】

2026年3月5日 / 12:00

-自分が演じたキャラクターについてどのように理解しましたか。

長野 眞人は自分の心にふたをしているところがキーになると思いますが、僕自身は愛情深い人だと思っていて、多分2人の情報はずっと追っていたのだろうし、囲碁のアプリをやっているのもそうだし、本当はみんなと一緒にいたいけど、ただ不器用なだけでこうなってしまっているところが、かわいらしいところでもあります。でもそれが、松岡(広大)さんが演じた小坂との出会いで変わっていくというか、成長してみんなのところへ戻っていくところが描かれていたので、周りの人によって強くなれる人なのかなと思いました。

星野 沙羅は、真っすぐな女性というか、自分で決めたことに対してぶれないで生きているところは、かっこいいと思いました。多分すごく葛藤もしているけど、そう決めたなら進もうみたいな、本当に芯の強い女性だと思いました。

ユチョン ハンミョンが日本に住んでいたのは3年ぐらいなのですが、その3年間の思い出がずっと心に残っているのがすごく伝わってきました。だから日本に来て、本当の家に戻ったと感じたことが、すごく理解できました。

-完成作を見た感想をお願いします。

長野 本格的な囲碁好きの人が見ても楽しめる映画にもなっていると思います。囲碁以外でも、誰が見ても一歩踏み出したくなるというか、悩んでいる友達がいたら助けてあげたくなるとか、どんな人が見ても心に刺さる部分があるところが、すごくよかったです。僕は(渡辺)いっけいさんと松岡さんの会社でのやり取りのシーンが大好きで、面白過ぎたので、撮影現場に行きたかったと思いました。

星野 純粋にいい映画だと思いました。ハリウッドに行った時に、お客さんが笑っているシーンが結構ありました。台本を読んだ時はあまり感じなかったのですが、いっけいさんや松岡さんが演じた部分で、面白みが生まれるのは、素晴らしいことだと思いましたし、台本に命が吹き込まれたことをすごく感じました。

ユチョン 実際に自分が出演した映画だけど、個人的にはヒーリングを感じました。僕もそうなので、多分この映画を見た方は、絶対にヒーリングになるような映画だと思います。

-これから映画を見る観客や読者に向けて、見どころも含めて一言お願いします。

長野 この映画を見て、自分が置かれている状況から一歩踏み出したいと思っていただけたらうれしいです。例えば、友達に連絡してみようとかでもいいですし、囲碁に興味を持ってルールを調べてみたり、囲碁のアプリをやっていただけたりすると、囲碁を題材にした僕たちからすると、役者冥利(みょうり)に尽きるというか、囲碁関係の方々に恩返しができると思うので、そういう働きかけができるような映画になればいいと思います。

星野 今、日本の伝統文化がなくなってきている中で、私はこの映画で着物を着ることが多かったのですが、やっぱり着物を着るのはすごく大変でした。でも、この映画が、きっかけになって着物を着てみようかなとか、伝統的な文化に触れてみようかなと思っていただけたらうれしいので、この映画を見て興味を持ってもらえたらと思います。

ユチョン 最近、映画館に行って映画を見る人は少なくなっていますよね。でも、こういうヒューマンドラマというテーマを持った映画を大きなスクリーンで見ることによって生まれる感動は絶対にあると思うので、それを感じられるいい機会になると思います。ぜひ映画館で見てほしいです。

-この映画をきっかけに、囲碁をやってみようと思ったりしましたか。

長野 僕はアプリでやり始めたのですが、囲碁が好きな人が相手ですから皆さん強いんです。だから負け続けですけど、いつか勝てるように頑張ります。

(取材・文・写真/田中雄二)

(C)2026「361 – White and Black -」製作委員会

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