「もののけ姫」を英国の劇団が上演 宮崎駿作品で初の舞台化

2013年3月6日 / 13:40

 (左から)鈴木敏夫プロデューサー、アレクサンドラ・ルターさん、美術監督のポリー・クレア・ブーンさん

 スタジオジブリの代表作「もののけ姫」を英国の劇団「ホール・ホグ・シアター」が舞台化することになり、4月下旬から開かれる来日公演の記者発表会が5日、東京都内で行われた。宮崎駿監督が自作の舞台化を許諾するのは初めて。

 舞台の題名は「Princess MONONOKE~もののけ姫~」。映画を見た同シアター創設者アレクサンドラ・ルターさんが映像美に感動して、宮崎監督に直々に舞台化の許諾を求めたところ、宮崎監督はテスト映像を見て「いいよ! やろう!」と即決したという。

 アレクサンドラさんは「宮崎さん、鈴木さん、百パーセント私たちのことを信頼していただいてありがとう。品格のある公演を目指します」と意気込みを述べた。

 スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは「(劇団の)ダンスが素晴らしい。誤解を恐れずに言うと、変なもののけ姫を見てみたい。それは、イギリスの人たちがもののけ姫を見てどう思ったのか、それをそっくりそのまま舞台で示してほしい(ということ)。百パーセント信頼して全部任せます」とエールを送った。

 4月2日からロンドンで初演後、同月29日から5月6日まで東京都渋谷区のアイアシアタートーキョーで上演される。


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