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アリアナ・グランデは、ミュージカル映画『ウィキッド』前後編でグリンダを演じることが、自身にとってアーティストとしての癒やしにつながったと率直に語ってきた。しかし最近のインタビューでは、以前はスクーター・ブラウンのマネジメント下にいた彼女が、新たなチームと契約したことも、音楽づくりへの情熱を取り戻す大きな転機となったことを明かしている
現地時間2025年11月5日に公開された米ニューヨーク・タイムズのインタビューで、アリアナは数年前に『ウィキッド』への出演が決まる前、音楽活動に幸福感を見いだせていなかったと率直に述べている。2019年の過酷な【スウィートナー】ツアーを経て、もう二度とツアーには出ないかもしれないと感じていた時期もあったという。「ポップ・ミュージックとの関係性の中で、どこかが壊れてしまった部分があったのですが、少し離れていた時間によってそこが癒やされたのだと思います」と彼女は語っている。
さらに、「自分が想像もしていなかった形で、何かが自分の手から離れてしまった感覚があったんです。夢が叶うことと同時についてくる“何か”には、時に危うさがある……それに対して準備なんてできていないものなんですよ。つい最近まで、それをどう扱うか本当に難しくて、この仕事から喜びを奪われてしまっていた気がします」と続けている。
そうした迷いを経ながらも、彼女は2026年に再びツアーへと踏み出す準備を進めている。これは、かつてもうアルバムは作らないかもしれないと思っていた時期を経て発表し、2024年に米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で1位を獲得した『エターナル・サンシャイン』を携えて行われる小規模なツアーだ。アリアナはこれまでも、ポップ・スターとしての役割に軸足を置き続けた日々から一度距離を取り、俳優としての活動を再び中心に置いたことが自分にとって重要だったと語ってきた。ただ、NYTのインタビューでは、かつてのチームがその二つの情熱のバランスを追求することに対して積極的ではなかったともほのめかしている。
アリアナは、「ところで、今の私は別のチームと仕事をしています。愛を込めて言いますが、それも一つ(の要因)でした」とその話題について述べている。
今回のインタビューは、アリアナがスクーター・ブラウンのSB Projectsを離れてから2年以上が経ったタイミングで行われている。彼女は2013年以降、断続的にブラウンのマネジメントのもとにいたが、脱退はデミ・ロヴァートやJ.バルヴィンなど、他の主要アーティストたちが相次いで同事務所から離れていた時期と重なっていた。
ブラウンは2024年6月に音楽マネジメント業からの完全な引退を発表した。当時彼はかつて所属していたジャスティン・ビーバーやトリー・ケリーなど大物アーティストたちの成功を“これからも応援し続ける”と述べていた。同年6月、ポッドキャスト The Diary of a CEO に出演した際にも、ブラウンは同様の思いを口にしている。当時彼は、「ジャスティンが前に進んで成功する姿を見たり、アリアナについても、この1年で“ウィキッド”を通して起きたことを見ると……僕が一緒に仕事をしたすべての人たちが、それぞれの場所で素晴らしいことを成し遂げていく姿を見るのは、本当に素晴らしいです」と語った。
SB Projectsを離れた直後にアリアナはブランドン・クリード率いるGood World Managementと契約した。当時、関係者は米ビルボードに対し、「彼女は自分の芸術に集中したいと思っており、(クリードは)何よりも彼女の芸術性とビジョンを優先してくれる」と話していた。
それから2年が経ち、アリアナはまさにその望みを現在のチームとともに実現しているようだ。「今ほど自分の芸術に深くつながり、インスピレーションを受けていると感じたことはありません。それは本当に計り知れない恵みです」と彼女はNYTに語り、「誰かから投影された(イメージを)背負わなくてもいいんだと気づきました。私は自分の芸術に集中できるし、それは自分とは別の存在として扱っていい。でも、そのためにはまず自分自身にそう許可してあげなければいけなかったんです」と説明している。
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