オアシス、『Standing On The Shoulder Of Giants』発売25周年を記念した限定ヴァイナル発売

2025年2月10日 / 10:00

 2024年にデビュー30周年を迎え、再結成と2025年7月からのワールド・ツアーを発表したオアシスによる4枚目のスタジオ・アルバム『Standing On The Shoulder Of Giants』の25周年記念盤のリリースが発表された。

 オリジナル盤がリリースされたのと同じ2月28日に、シルバー・カラーヴァイナルと、公式ストア限定のブルー&パープルのマーブル・カラーヴァイナルを含む、限定LPレコードが発売される(輸入盤のみ)。また、アルバムからの1stシングル 「Go Let It Out」 の新たなリリック・ビデオもプレミア公開された。

 アルバム『Standing On The Shoulder Of Giants』は、オアシスの歴史を紐解く時、まさに分岐点となった作品だ。バンドのUKレーベルCreation Recordsが突然解散したことを受け、ノエルとリアムのギャラガー兄弟は2000年1月に自身のレーベル Big Brother Recording Ltdを設立。そのわずか7週間後の2000年2月7日、レーベルの第1弾シングル「Go Let It Out」が急ピッチで制作され、リリースされた。

 このアルバムでオアシスは大胆なサウンドの進化を遂げた。ノエル・ギャラガーはそれまで以上に多角的かつ実験的なアプローチでレコーディングに臨み、初期のオアシス・サウンドから離れ、モダンでサイケデリック・ロックの影響を取り入れた作品を作り上げた。こういった試みとより豊かな音の表現は、ノエルがこれまで以上に時間をかけてアルバム制作に取り組んだこととも関係している。新しい楽器や技術が取り入れられ、ドラムループ、サンプリング、エレクトリック・シタール、メロトロン、シンセサイザー、逆回転ギターなどがオアシスの音楽に新たな進化をもたらした。

 アルバムの数曲では、オアシスにとって初となるサンプリングが使用されている。「Fuckin’ In The Bushes」 ではマレー・ラーナー監督映画 『Message to Love Isle of Wight 1970』から、「Go Let It Out」 ではジョニー・ジェンキンスの「I Walk on Gilded Splinters」 からなどがその例だ。またこのアルバムで、リアム・ギャラガーは初めて自作曲を提供し(「Little James」)、その後のアルバムでもこの流れが引き継がれることになった。

 また、オリジナル・ラインナップが一新された後にリリースされた最初のオアシスのアルバムだという点でも重要な意味を持っている。ポール・“ボーンヘッド”・アーサーズとポール・“ギグジー”・マッギガンの脱退後、アルバムを伴ってのライブではゲム・アーチャーとアンディ・ベルがそれぞれギターとベースを担当。レコーディング過程にも重要な変化があり、マーク・“スパイク”・ステントが、ノエルと共にプロデュース業にあたった。

◎リリース情報
アルバム『Standing On The Shoulder Of Giants』25周年記念限定カラーヴァイナル
2025/2/28 RELEASE(輸入盤のみ)


音楽ニュースMUSIC NEWS

H ZETTRIO、広島・呉で初開催【こどもの日スペシャルライブ】レポート到着 5月には東京・恵比寿で

J-POP2025年2月12日

 H ZETTRIOが、2月9日に広島県呉市の呉信用金庫ホールにて【H ZETTRIO LIVE こどもの日Special in Kure】を開催した。  H ZETTRIOが2016年から毎年5月5日に東京で開催してきた【こどもの日スペシ … 続きを読む

アヴリル・ラヴィーン、6年ぶり開催の【ワープド・ツアー】に初出演「D.C.で会いましょう」

洋楽2025年2月12日

 あのポップ・パンク・プリンセスがついに【ワープド・ツアー】デビューを果たすことがわかった。  現地時間2025年2月11日、6年間の休止を経てカムバックする【ワープド・ツアー】でアヴリル・ラヴィーンがキャリア初のパフォーマンスを披露するこ … 続きを読む

ザ・ウィークエンド、「Cry For Me」のシネマティックなMV公開

洋楽2025年2月12日

 最新アルバム『ハリー・アップ・トゥモロウ』をリリースしたばかりのザ・ウィークエンドが、シングル「Cry For Me」のシネマティックなミュージック・ビデオを公開した。  モノクロのビジュアルでは、ザ・ウィークエンドことエイベル・テスファ … 続きを読む

【第59回NFLスーパーボウル】ケンドリック・ラマー、史上最も視聴されたハーフタイム・ショーに

洋楽2025年2月12日

 現地時間2025年2月11日、【第59回NFLスーパーボウル】でのケンドリック・ラマーによるハーフタイム・ショーが、史上最も視聴されたハーフタイム・ショーのパフォーマンスとなったことが、Roc Nation、Apple Music、NFL … 続きを読む

リアム・ギャラガー、オアシスのチケット騒動で自分を“批判するな”と要請

洋楽2025年2月12日

 オアシスが2024年8月に待望の再結成ライブを発表して以来、需要の高まりがチケット問題を引き起こし、ダイナミック・プライシング・モデルや長時間の遅延により、英国およびアイルランドでのチケットを入手しようとするファンがいら立ちを募らせている … 続きを読む

Willfriends

page top