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故マイケル・ジャクソンは、YouTubeで10億回再生を超えるミュージック・ビデオを複数持つ、特別なアーティストの一人だ。今週、1988年にリリースされたシングル「Smooth Criminal」のギャングスターをテーマにしたMVが10億回再生を超え、“キング・オブ・ポップ”であるジャクソンにとって5本目の10億回再生MVとなった。
ジャクソンが1987年にリリースした7thアルバム『バッド』に収録されているこの曲は、監督のコリン・チルヴァースによって鮮やかに映像化された。チルヴァースは、ギャングスターが集うギャングスターが集う1930年代風のナイトクラブの雰囲気を取り入れ、ジャクソンの最も愛されるMVの一つを作り上げた。また、ジャクソンは自身にの音楽とダンスのヒーローの一人であるフレッド・アステアに敬意を表し、MVで白いスーツとフェドラ・ハットを身に着け、アステアを彷彿とさせるスタイルを披露している。
約10分にわたるミニムービーは、ジャクソンが地下クラブの扉に向かって走るシーンから始まる。彼がクラブに入ると、白い風が吹きつけ、クラブの客たちが警戒しながら彼を見つめる中、静寂が漂う。緊迫した空気の中、ジャクソンが典型的な“MJ”スタイルで完璧にコインをジュークボックスのスロットに投げ入れると、クインシー・ジョーンズと共同プロデュースしたリズミカルな「Smooth Criminal」が流れ始める。
続くのは、ジャクソンならではの華麗なパフォーマンスだ。彼はクラブのフロアでポッピングやロッキングを駆使し、代表的なスピンや華麗なステップを披露しながら観客の心を奪い、刺客だと思われる人物を彼独自の優雅に難なく片付けていく。振り付けはMVの見せ場である「アンチグラビティ・リーン」でクライマックスを迎える。音が途切れ、時間がスローモーションになる中、ビートが再び流れ出すと、彼はムーンウォークに移り、足を地面につけたまま背筋を伸ばした状態で、体をほぼ45度まで傾けるという物理法則を無視した動きで観客を圧倒し、その後自然に姿勢を戻している。
2018年の英テレグラフ紙の記事によると、この妙技は目に見えないワイヤーを使って実現された。脳神経外科医のニシャント・ヤグニックは同記事で「物理的には実現不可能です。彼は重力を欺いていたのです」と語っていた。通常の人間は、怪我なく傾ける限界が最大30度程度のため、ジャクソンは後に、この技をライブで再現できるよう、フック付きの特別な靴の特許を取得した。
ダンサーたちとのグループ・ダンスでフィナーレを迎えると、ジャクソンがマシンガンを発砲し、クラブの客たちは出口に向かって逃げ出す。
「Smooth Criminal」は、ジャクソンにとって「Beat It」「Billie Jean」「They Don’t Care About Us」、そしてハロウィンにぴったりな14分のホラー風の「Thriller」のMVに続き、YouTubeで10億回以上再生を記録するビリオン・クラブ入りを果たした。
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