エミネム、ベスト盤がヒップホップ・アルバムとして初めて米Billboard 200に700週ランクイン

2024年9月11日 / 15:45

 今週まで、68年の歴史を持つ米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”に700週以上ランクインしたアルバムは5作しかなかった。今週、エミネムの2005年のベスト盤『カーテン・コール。~ザ・ヒッツ』が6作目となり、ヒップホップ・アルバムとしては初めてこの記録を達成した(2024年9月14日付チャート)。

 ルミネイトによると、『カーテン・コール。~ザ・ヒッツ』は8月30日から9月5日までの期間に全米で8,000アルバム換算ユニットを売り上げ、198位にチャート入りした。

 1956年にBillboard 200が毎週定期的に発行されるチャートとなった時から、700週の節目に到達したアルバムは他に5作しかない。その5作と、次に続くアルバムは以下のとおりとなっている。

990週 ピンク・フロイド『狂気』(原題:ザ・ダーク・サイド・オブ・ザ・ムーン)
851週 ボブ・マーリー『レジェンド:ザ・ベスト・オブ・ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ』
821週 ジャーニー『ジャーニー・グレイテスト・ヒッツ』
758週 メタリカ『メタリカ』
710週 クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル『クロニクル~グレイテスト・ヒッツ』
700週 エミネム『カーテン・コール。~ザ・ヒッツ』
692週 ガンズ・アンド・ローゼズ『グレイテスト・ヒッツ』
692週 ブルーノ・マーズ『ドゥー・ワップス&フーリガンズ』
686週 ニルヴァーナ『ネヴァーマインド』
642週 マイケル・ジャクソン『スリラー』
622週 AC/DC『バック・イン・ブラック』
619週 ケンドリック・ラマー『グッド・キッド、マッド・シティー』
611週 クイーン『グレイテスト・ヒッツ』
610週 アデル『21』
601週 ドレイク『テイク・ケア』
(『狂気』以外の作品は今週もチャート入りしている)

 『カーテン・コール。~ザ・ヒッツ』は、エミネム初のベスト盤で、彼の最初の5枚のスタジオ・アルバム、『ザ・スリム・シェイディLP』(1999年)、『ザ・マーシャル・マザーズ LP』(2000年)、『ザ・エミネム・ショウ』(2002年)、『8マイル~オリジナル・サウンドトラック』(2002年)、『アンコール』(2004年)から4枚の楽曲が収録されている。このベスト盤には、彼がインタースコープ・レコードと契約する前にリリースした1996年のデビュー・アルバム『インフィニット』からの楽曲は含まれていない。

 1999年に『ザ・スリム・シェイディ LP』がBillboard 200で2位を記録した後、『ザ・マーシャル・マザーズ LP』が1位で初登場し、今年7月にリリースされた最新作『ザ・デス・オブ・スリム・シェイディ(クー・ドゥ・グラス)』に至るまで11作がNo.1アルバムとなっている。その中に『カーテン・コール。~ザ・ヒッツ』も含まれ、2週首位を獲得している。

 『カーテン・コール。~ザ・ヒッツ』がエミネムのスタジオ・アルバムのどの作品よりもチャートに長く留まったのはなぜか?その理由は、2009年に施行されたBillboard 200の規定によるものだ。 同年12月に米ビルボードは、1991年以来禁止されていたカタログ・アルバムのチャートへの再登場を許可した。

 2014年にストリーミングがチャートに影響を与えるようになったことを受け、米ビルボードは複数のアルバムに収録されている楽曲(例えば、スタジオ・アルバムとベスト・アルバムの両方に収録されている楽曲)の割り当てに関するルールを制定した。それ以来、楽曲は、特定の週に最も多く売れたアーティストのアルバムに割り当てられることになった(従来のアルバム販売による)。つまり、『カーテン・コール。~ザ・ヒッツ』がチャートにこれほど長い期間ランクインできたのは、現在ではカタログ・アルバムも毎週チャートにランクインすることが認められていることと、このアルバムにはエミネムの初期の大ヒット曲(「Lose Yourself」、「My Name Is」、「Without Me」、「Stan」など)が多く含まれており、それらの楽曲は収録されたオリジナル・アルバムではなく、ベスト盤に収録された楽曲として毎週カウントされているからだ。


音楽ニュースMUSIC NEWS

ブルース・スプリングスティーン、完全未発表アルバム7作を含むボックス『トラックスII:ザ・ロスト・アルバムズ』を発売

洋楽2025年4月4日

 2025年に『ボーン・トゥ・ラン』50周年、4月に初来日公演から40周年(初日は1985年4月10日代々木オリンピック・プール)を迎えるブルース・スプリングスティーン。その記念すべき年に、1998年にリリースされた未発表曲集『トラックス』 … 続きを読む

ポール・マッカートニー、紙ジャケ・シリーズ第3弾発売決定

洋楽2025年4月4日

 ポール・マッカートニーのカタログ作品の紙ジャケット・シリーズ第3弾が2025年5月23日に発売される。  今回発売されるのは、『マッカートニーII』(1980年)、『タッグ・オブ・ウォー』(1982年)、『パイプス・オブ・ピース』(198 … 続きを読む

高橋海人(King & Prince)のミラノ旅に密着した番組、地上波放送&Hulu独占配信

J-POP2025年4月4日

 高橋海人(※)(King & Prince)が出演する『King & Prince 高橋海人inイタリア・ミラノ~僕のやらなくてもいい、やりたいこと~』が、2025年5月17日・24日深夜に日本テレビで放送される。  本番 … 続きを読む

RADWIMPS、朝ドラ『あんぱん』主題歌を配信リリース 歌詞入りOP映像が公開

J-POP2025年4月4日

 RADWIMPSが、2025年4月8日に新曲「賜物」を配信リリースする。  新曲「賜物」は、2025年3月31日より放送がスタートしたNHK連続テレビ小説『あんぱん』の主題歌。本ドラマは、『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと小松暢の … 続きを読む

Travis Japan、自身2度目となるワールドツアーの開催都市を発表&ティザー公開

J-POP2025年4月4日

 Travis Japanが、ワールドツアー【Travis Japan World Tour 2025 VIIsual】の開催都市を発表した。  自身2度目の開催となるワールドツアーは、7月25日のアメリカ・ニューヨーク公演、7月27日のア … 続きを読む

Willfriends

page top