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「ドラマ 地球の歩き方」がテレビ大阪・BSテレ東で放送中だ。創刊45周年を迎えた“海外旅行のバイブル”「地球の歩き方」をドラマ化し、旅好き芸能人が世界各国へ記者として旅に出る姿を描く本作。三吉彩花の韓国編、森山未來のタイ編、松本まりかのサイパン編に続き、ニュージーランド編「キャンピングカーで巡るマオリの聖地特集 オークランド~レインガ岬」に出演するシンガーソングライターの森山直太朗が、旅の思い出や見どころ、旅を通じて得た新たな気付きについて語ってくれた。
僕が音楽を作るときは自分のルーツやアイデンティティーをどこかで探すような作業をしているのですが、いろいろな文化や教育がはびこっている現代では、日々の生活の中で、そういった根源的な部分にたどり着きにくい現状があるなと感じていて。そういう中でニュージーランドの先住民・マオリの皆さんのお話を聞いたときに、人間の根源的な部分、つまりなぜ生きているのか、なぜ歌を奏でるのか、なぜ音楽にたどり着くのかということに少しでも触れられる旅になるのではないかなと思いました。あとは、僕はキャンピングカーがすごく好きなので、「キャンピングカーでニュージーランドを縦断する旅を一緒にしませんか?」という誘い文句に乗せられて、うまく話に便乗しちゃいましたね (笑)。
夢みたいな時間でした。今思い返しても、「本当に僕はあの場所にいたのだろうか?」と思うくらい突然に舞い込んできた話でしたし、それくらい弾丸でした。でも、だからこそ、限られた時間の中で非日常的なことがたくさん起こったのだなと感じています。
全てにおいてカルチャーショックでした。ハカは間近で見ると本当に迫力があって、心が震えました。人間の五感では感じられない第六感に直接コンタクトしてくるような、自分の中にある知らない感覚を呼び覚まされるような刺激を受けましたし、喜怒哀楽では表現できないような、この旅では幾度となく、そんな記号化できない涙を流しました。