中田秀夫監督が描く容赦ない恐怖とは 「人間はどういうときに恐怖を感じるのか」相葉雅紀主演『“それ”がいる森』

2022年9月18日 / 08:00

中田秀夫監督

 不可解な怪奇現象が多発するという実在の森を舞台に、実際に数々の“それ”を見たという目撃情報をベースに描かれる、新時代のホラーエンターテインメント映画『“それ”がいる森』が9月30日(金)から全国公開される。

 本作は、相葉雅紀演じる田舎で農家を営む・田中淳一が、これまで元妻の爽子(江口のりこ)と東京で暮らしていた息子の一也(上原剣心)と暮らすことになるが、2人で森の中で得体の知れない“それ”を目撃したところから、一也の担任の絵里(松本穂香)と共に、怪奇現象に巻き込まれていく様子を描く。

 監督は、ジャパニーズホラーの代名詞的な存在である中田秀夫。これまで、ハリウッドでリメークもされた『リング』(98)、2000年代興行収入ナンバーワンのホラー映画『事故物件 恐い間取り』(20)など、数々のヒット作を生み出してきた。

 本作は、固定観念にとらわれず、常に時代の変化とともに新たな恐怖体験を観客に届けてきた中田監督が「既存のJホラーではやらなかった新しいことに挑戦したい」と考えて製作した。

 ホラー映画初出演となる相葉を主演に迎え、これまでのJホラーとは少し毛色の異なる作品となったが、中田監督独特の演出は健在だ。

 ホラー映画は、リアルさよりも少し過剰な演技が求められるため、本作でもキャスト陣が、監督から何度も「目を見開いて」とリクエストされ、それを意識しながら恐怖シーンを演じた。

 また、森を舞台にしたシーンの撮影は、実際の森でロケを行ったほか、スタジオに木や土を運び込み、森の一部を移動させたかのようなリアルなセットでの撮影も行われた。

 “それ”に関しては、中田監督のイメージがある程度固まっていたので、「どう映像化するのが効果的か」「どう具体化するか」を製作スタッフがアイデアを出し合いながら撮影が進められた。

 「人間はどういうときに恐怖を感じるのか」という原点に立ち返って製作された本作。完成した本編を見た中田監督自身も「容赦ない」と感想を語った。


芸能ニュースNEWS

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「最後は皆に帰ってきてほしい」「話がとっ散らかったままどんどん膨らんでいく」

ドラマ2025年11月13日

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第7話が、12日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の全 … 続きを読む

「スクープのたまご」“日向子”奥山葵がインタビューの現場で動揺 「イケメン実業家が連続不審死事件の犯人!?」「思わず叫んだ」

ドラマ2025年11月12日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第6話が、11日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新 … 続きを読む

「娘の命」“彩”香音の娘の誕生日会が衝撃の展開に 「新堂家の闇が深過ぎる」「DNA鑑定の結果が気になる」

ドラマ2025年11月12日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第6話が、11日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いや … 続きを読む

吉田栄作が「ハングリー・ハート」を弾き語りで披露 『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』公開直前イベント

映画2025年11月12日

 映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』公開直前プレミアイベントが11日、東京都内で行われ、俳優の吉田栄作が登壇した。本作は、ロック歌手ブルース・スプリングスティーンの若き日の苦悩を描く。  名曲「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」を … 続きを読む

「じゃあつく」“勝男”竹内涼真が小籠包を手作りする姿に「リスペクト」の声 「“鮎美”夏帆と小籠包を食べるシーンは泣いた」「ヨリを戻してほしい」

ドラマ2025年11月12日

 夏帆と竹内涼真がW主演するドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系)の第6話が、11日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、“恋人ファースト”ゆえに自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、“料理は女が作って当た … 続きを読む

Willfriends

page top