北条宗時死す! 片岡愛之助「最後に歩いて去るときにいろいろなことを思いそうになりました」大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

2022年2月6日 / 21:05

北条宗時役の片岡愛之助(左)と北条義時役の小栗旬

 NHKで放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。鎌倉幕府の最高権力者に上り詰めた2代執権・北条義時(小栗旬)の生涯を描く物語だが、2月6日放送の第5回「兄との約束」では、義時と共に平家打倒を目指す源頼朝(大泉洋)の挙兵に加わった兄・宗時が戦死。早くも物語から姿を消すこととなった。これに関して、ここまで宗時を演じてきた片岡愛之助が、コメントを発表した。

 まず、義時との最後のシーンについて、「小四郎、弟(義時)との今生の別れとなるシーンでした」と前置きした上で、宗時の立場を踏まえて、「われわれは台本を読んでそのことを知っていますが、本当の宗時と義時はそんなことを知らない。だから“今生の別れ”という演技ではなく、坂東武者の世を作りたいという本心を義時に打ち明けて、『よし、行ってくる!』というふうに演じています」と演技に込めた思いを語った。

 とはいえ、愛之助自身には“これで最後”という意識が少なからずあったらしく、「最後に歩いて去るときにいろいろなことを思いそうになりましたが、集中して、『行ってくる!』という気持ちで勤め上げました」と打ち明けた。

 また、宗時の生き方については、「坂東武者の世を目指すというのはすごくハードルが高いと思うんですけれども、やはり大志を抱くというのはいいことだと思います」と認め、「だから、こういう思いで突き進んだ宗時という人は本当にすてきだと思います」とリスペクトを口にした。

 さらに、自身と宗時を重ねて、「自分も実際に宗時の立場だったら、そうしたかも知れません」と締めくくった。

 志半ばで世を去った宗時だが、物語の上では頼朝を北条家に迎える重要な役割を果たし、勢いに任せに突っ走る性格ながら、真っすぐで憎めないキャラクターも、愛之助の演技によって視聴者に強い印象を残した。そんな兄・宗時の意志を受け継いだ義時が、これからどんな活躍を見せるのかが、注目される。


芸能ニュースNEWS

髙石あかり「ぜいたくな機会をいただけた」トミー・バストウ「みんなをトゥンクさせたい」連続テレビ小説「ばけばけ」松江ロケ取材会

ドラマ2025年5月23日

 5月23日、2025年秋からスタートするNHKの連続テレビ小説「ばけばけ」の松江ロケ取材会が行われ、主人公・松野トキ役の髙石あかりとトキの夫・ヘブン役のトミー・バストウが、ヘブンのモデルとなった小泉八雲ゆかりの場所でもある島根県松江市にあ … 続きを読む

「波うららかに、めおと日和」「じれったくて、もどかしい2人。でもかわいくて、いとおしい2人」「なつ美さんを泣かせちゃいけません」

ドラマ2025年5月23日

 「波うららかに、めおと日和」(フジテレビ系)の第5話が、22日に放送された。  本作は、西香はち氏の同名コミックを原作に、昭和11年を舞台に、突然舞い込んだ縁談から帝国海軍に勤める江端瀧昌(本田響矢)と交際ゼロ日婚したなつ美(芳根京子)の … 続きを読む

「PJ ~航空救難団~」「石井杏奈がかっこよかった」「今の自分を自分が好きなら、それだけであっぱれ」

ドラマ2025年5月23日

 「PJ ~航空救難団~」(テレビ朝日系)の第5話が、22日に放送された。  本作は、航空自衛隊航空救難団に所属する救難員(通称PJ/パラレスキュージャンパー)を育てる救難教育隊の教官・宇佐美誠司(内野聖陽)と、選抜試験を突破した訓練生たち … 続きを読む

「Dr.アシュラ」“朱羅”松本若菜が“保”佐野晶哉に労いの言葉 「『薬師寺先生もよくやったんじゃない』に涙あふれた」

ドラマ2025年5月22日

 松本若菜が主演するドラマ「Dr.アシュラ」(フジテレビ系)の第6話が、21日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、時に重症患者2人を同時にオペするなど、鬼神・阿修羅のごとく振る舞う様子から“アシュラ先生”と呼ばれるスーパー救命 … 続きを読む

「天久鷹央の推理カルテ」5話“天使の舞い降りる夜”の神回に視聴者号泣 「展開知ってたのにボロ泣き。涙が止まらん」

ドラマ2025年5月21日

 橋本環奈が主演するドラマ「天久鷹央の推理カルテ」(テレビ朝日系)の第5話が、20日に放送された。(※以下、ネタバレあり)。  本作は、驚異の知能を誇る診断医・天久鷹央(橋本環奈)が、内科医・小鳥遊優(三浦翔平)と医学的な知見と診断能力を武 … 続きを読む

Willfriends

page top