エンターテインメント・ウェブマガジン
黒谷友香(左)と高島礼子 (C)エンタメOVO
映画『祈り-幻に長崎を想う刻-』公開直前イベントが4日、東京都内で行われ、出演者の高島礼子、黒谷友香、城之内正明と松村克弥監督が登壇した。
本作は、岸田演劇賞などを受賞した田中千禾夫氏の戯曲「マリアの首 幻に長崎を想う曲」を映画化。昭和32年の被爆後の長崎を舞台に、焼け落ちた浦上天主堂に残るマリア像を盗み出そうとする2人の女性を通し、戦争の悲惨さを描き出す。
隠れキリシタンの末裔(まつえい)で、看護師で娼婦という2つの顔を持つ女性を演じた高島は「初めて脚本を読んだとき、今まで教科書では知り得なかった現実が描かれていてびっくりしました」とコメント。
「戦後これほどまでに、被爆者たちが後遺症や差別で苦しんできたことを知らなかった。自分を情けないと思ったのと同時に、この作品に巡り合ったからには、自分が当事者となってメッセージを伝えられるよう、頑張らなければと思いました」と振り返った。
撮影には、地元の人々もエキストラとして参加した。高島は「被爆のシーンで、何回も泣いていてすごいなって思ったら地元の方たちだった。一瞬、負けてられないなと思ったのと同時に、現地の方だからこその思いがあるのを感じ、私ももっと気合を入れてやらなきゃと触発されました」とエピソードを語った。
黒谷は、撮影時の後も役から離れて個人として浦上天主堂などを訪れたことを明かし、「やはり日本人として、世界に伝えていかなければならない出来事、場所だと改めて感じました」とコメント。
「この作品に関われて幸せでした。今五輪で、世界中が日本に注目していると思うので、世界の方にも、8月に日本で何があったのかということをぜひ知っていただければ」とアピールした。
映画は8月20日から公開。長崎では8月13日から先行上映。
2025年10月31日
マレーシアを拠点に活動するAKB48の海外姉妹グループ・KLP48が11月15日、マレーシアで「アイドル」と「プロレス」をコラボさせたイベント「GOOD LIFE presents LOVE&PEACE」に登場する。 このイベントは、世 … 続きを読む
映画2025年10月31日
東京都内で開催中の第38回東京国際映画祭で30日、『エディントンへようこそ』(12⽉12⽇公開)のジャパンプレミアが実施され、来⽇中のアリ・アスター監督が上映後に舞台あいさつを行った。また、アスター監督のファンを代表して、河合優実が花束ゲ … 続きを読む
ドラマ2025年10月30日
「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第5話が、29日に放送された。 脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の … 続きを読む
ドラマ2025年10月29日
奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第4話が、28日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます) 本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新 … 続きを読む
ドラマ2025年10月29日
佐藤隆太が主演するドラマ「新東京水上警察」(フジテレビ系)の第4話が、28日に放送された。(※以下、ネタバレあり) 本作は、水上警察を題材にし、佐藤隆太演じる碇拓真刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大 … 続きを読む