北斗晶、薬物依存について考える 「もし自分の子なら寄り添って戦えるのか」

2019年5月21日 / 17:02

 おおたわ史絵氏(左)と北斗晶

 映画『ベン・イズ・バック』トークイベントが21日、東京都内で行われ、ゲストとしてタレントの北斗晶、内科医で作家のおおたわ史絵氏が出席した。

 本作は、薬物依存症の治療施設から逃げ出してきた19歳の息子ベン(ルーカス・ヘッジズ)と、ベンを守ろうと奮闘する母親ホリー(ジュリア・ロバーツ)の姿を描いたヒューマンドラマ。

 自身はジュリアと同じ年で、「20歳と16歳の息子がいる」という北斗は、映画を見た後に「もし自分の子どもがそうなってしまったとき、自分もホリーのように(子どもに)寄り添って戦えるんだろうか…と考えてしまった」とコメントした。

 「『母親だから分かるでしょ』『つらさは理解できるでしょ』とかよく言うけど、この立場にならないと分からないこともある。答えがない」とし、「多感な年頃の子には誘惑も多い。それにストップを掛けられる子に育てるにはどうしたらいいのか…などといろいろ考えさせられました」と複雑な思いを口にした。

 一方、おおたわ氏は、母親をオピオイド(麻薬性鎮痛薬)依存で亡くした。母親は「虫垂炎をこじらして腹膜炎になり、その痛みに対して鎮痛薬を使い始めた」という。

 おおたわ氏は「母親に振り回されて育ったので、母親を恨んで『死んでくれたらいいのに』ぐらいに思っていた」という。

 しかし「実際に息が止まって心臓が止まった母を見つけたときは、思わず心臓マッサージをしていた」という。

 おおたわ氏は「家族って最終的にそういうもの。好きだとか嫌いだとかではなくて。最後の最後に救おうとするのが血なのかな」と語り、映画を通して「他人事じゃない。自分に照らし合わせて考えてほしい」とメッセージを送った。

 映画は5月24日、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。


芸能ニュースNEWS

「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」「大容量のペットボトルを持って鳥飼さん(草なぎ剛)に会いに行きたい」「生きているだけで親孝行だということを忘れるなよ」

ドラマ2025年11月4日

 「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」(カンテレ・フジテレビ系)の第4話が、3日に放送された。  本作は、妻を亡くし、幼い息子を男手一つで育てるシングルファーザーで、遺品整理人の鳥飼樹(草なぎ剛)が、遺品整理会社の仲間たちと共 … 続きを読む

「ぼくたちん家」初恋を語る“玄一”及川光博のせりふに反響 「前を向けるいい言葉」「玄一さん、すごい。名言だ」

ドラマ2025年11月3日

 及川光博が主演するドラマ「ぼくたちん家」(日本テレビ系)の第4話が、11月2日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、主人公の心優しきゲイ・波多野玄一(及川)と、彼が出会ったクールなゲイの青年・作田索(手越祐也)、トーヨコ … 続きを読む

「ザ・ロイヤルファミリー」「毎週オッサンたちに泣かされる」「目黒蓮は予想外の役だった」

ドラマ2025年11月3日

 日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(TBS系)の第4話が、2日に放送された。  妻夫木聡主演の本作は、早見和真の同名小説をドラマ化。競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間と … 続きを読む

「ひと夏の共犯者」“巧巳”橋本将生が“澪”恒松祐里の手を引くシーンに反響 「2人が幸せそうでかわいい」「将生くんのまなざしがいい」

ドラマ2025年11月2日

 timeleszの橋本将生が主演するドラマ「ひと夏の共犯者」(テレ東系)の第5話が、31日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、大学生の主人公・岩井巧巳(橋本)が、推しのアイドル・片桐澪(恒松祐里)との夢のような同居生活 … 続きを読む

「良いこと悪いこと」“宇都見”木村昴の正体に視聴者仰天 「ラストの展開に目が飛び出た」「怖っわ…」

ドラマ2025年11月2日

 間宮祥太朗と新木優子がW主演するドラマ「良いこと悪いこと」(日本テレビ系)の第4話が、1日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、鷹里小学校・6年1組のリーダーだった高木将(間宮)が、22年ぶりにタイムカプセルを掘り起こし … 続きを読む

Willfriends

page top