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「第54回ギャラクシー賞」贈賞式が1日、東京都内で行われ、ラジオ部門DJパーソナリティ賞を受賞した俳優・ミュージシャンの星野源が出席した。
「星野源のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)での功績が認められた星野は、受賞の盾を手に「本当に、本当にうれしいです」と満面の笑みを浮かべた。
小学生の時からラジオに親しんできたという星野は「自分がラジオ番組をやれるということになった時は、本当にうれしかったですし、こういう場に立てるということが本当に何よりうれしいです」と喜びを語りながらも「とはいえ、僕は音楽家で役者で、文章を書く仕事もしていて、しゃべるということは本業ではありません」とコメント。
「毎週、ニッポン放送まで来て特別なおしゃべりができるかと言えば、特に何もなく…。ただ、リスナーから送られてくる面白いメールやハガキにゲラゲラ笑っているだけ。ただただ僕は楽しみに行っている感じなので、受賞できたのは、ラジオの前にいるリスナーのおかげだと思います」と改めて感謝の思いを口にした。
また、制作するスタッフへの思いも吐露。ラジオに関わる中で、星野は「こういうことをしたいな」「何でこういうことをしないんだろう…?」といった思いが湧いてくることがあったというが「それらを素晴らしいスタッフのみんなが一生懸命、実現しようとしてくれる、本当に恵まれた環境にいます」としみじみ。
「ラジオにおける今までの慣習とか、ラジオは大体こうだよね…というのは僕はどうでもいいと思っている。そういったアイデアを実現するために、みんなが動いて企画を実現してくれないと、僕がこの場に立つような放送はできなかったと思う」とスタッフへの感謝を述べた。
今回の受賞にあたり、ニッポン放送からお祝いとして2万円の商品券を受け取ったという星野。贈賞式を務める他局の司会者が、2年前に同賞をもらった際は「10万円をもらった」と明かすと、星野は「ダメだぞ! ニッポン放送! もうちょっと欲しいな。比べるものではないけどこれは駄目だ!」と冗談まじりに語り、会場を盛り上げた。
最後は改めて「ラジオは1対1なのがいい。生活に寄り添うメディアで、僕も生活を支えてもらったし、もっと言えば、思春期に命を救ってもらったようなメディア。人の命を救える、人生が豊かになるメディアだと思います」とラジオへの思いを語った。
「ギャラクシー賞」は、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優れたテレビ・ラジオ番組、放送文化に貢献した個人・団体を顕彰するもので、1963年に創設。なお、視聴者の投票で決まる「第11回マイベストTV賞」グランプリには、星野が出演して話題となったドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)が選出された。
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