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(左から)清水順二、緒月遠麻、陰山泰、馬場良馬
演劇集団「30-DELUX」による舞台「新版 国性爺合戦」の公開舞台稽古が14日、東京都内で行われ、出演者の佐藤アツヒロ、馬場良馬、緒月遠麻、陰山泰、清水順二が登壇した。
今回「30-DELUX」が挑むのは、江戸時代を代表する戯曲作家・近松門左衛門の「国性爺合戦」。主演の佐藤は、明朝復興という旗印に翻弄される壮大な人間ドラマの中で大きく葛藤する主人公・和藤内(わとうない)を演じる。
3年ぶりに「30-DELUX」の主演を務めることになった佐藤。現在43歳だが、劇中で10代後半から30歳前後までの和藤内を演じる。報道陣から「若い時代を演じるのは大変では?」と心配されたが「気持ちが10代なので大丈夫です!」と自信たっぷり。「僕も演劇を始めて16年目。そのへんも含め頑張りたいと思います」と熱く意気込みを語った。
また、主宰の清水は「原作を読んだ時に、和藤内という役が、普段から僕が見ている熱いアツヒロさんにしか見えなかった。“これはアっくんしかいない”と思った」とオファーの経緯を告白。和藤内の「熱くて真っすぐでピュアで、葛藤しながらも家族を大事にする印象」が佐藤にぴったりだと思ったという。
一方、和藤内の母役を演じる緒月は「光GENJIさんを見ていた世代なので、信じられない。学校をあげてローラースケートを履いていました」と今回の役どころに驚きながらも「母親役はとっても新鮮でうれしい」とやる気十分。「ちなみに(光GENJIでは)誰のファンだった?」という問いかけには「アツヒロさんです!」と即答し、これには佐藤も照れ笑いを浮かべていた。
最後に、光GENJIのヒット曲「ガラスの十代」にちなんだ、「舞台上でのハートは“ガラスの四十代”じゃないですよね?」という質問も。佐藤は「舞台の上では何十代でもなく、いつも(ハートが)割れてもいいぞ!という思いでやっています」と力強く応えていた。
舞台は9月14日~18日、シアター1010での東京公演を皮切りに、その後愛知、福岡、大阪で上演。
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