大泉洋「吉永小百合から大泉は生まれない」 「現場に入ると、吉永さんから生まれた気がしました」

2023年3月15日 / 22:33

(左から)永野芽郁、大泉洋、吉永小百合 (C)エンタメOVO

 映画『こんにちは、母さん』完成報告会見が15日、東京都内で行われ、出演者の吉永小百合、大泉洋、永野芽郁、寺尾聰、宮藤官九郎、YOU、枝元萌と山田洋次監督が登壇した。

 本作は、大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘の舞(永野)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉)が、久しぶりに母・福江(吉永)が暮らす東京下町の実家を訪れるが…というストーリー。

 山田監督は「僕らの世代から言えば、小百合さんはミューズですから」と、当初は吉永に“おばあちゃん役”のオファーをすることに葛藤があったという。

 悩んだ末に、「『おばあちゃん』と呼ばれる役やっていただけますか?」と相談したところ、吉永が「もちろん」と快諾、そこから企画がスタートしたことを明かした。

 司会者から「抵抗感はなかった?」と尋ねられた吉永は「そのときは『もちろん』と言ってしまったのですが、後で、私ちょっと早まったかなと思ったりして。でも私の年代はもう皆さん、おばあちゃん。たまたま私には子どもがいなかったから、こういう形ですが、(おばあちゃんだと)自分に言い聞かせて」と振り返った。

 孫役の永野との撮影は「とても幸せなひとときだった」といい、「逆におばあちゃんをやってよかったと思っています」と笑顔を見せた。

 吉永の息子を演じた大泉は「この役が決まって、コメントを出したときも『吉永小百合から大泉は生まれない』と言いましたが、現場に入ると、何か分からないけど、吉永さんから生まれた気がしました。母親にしか思えない小百合さんがいました」と明かした。

 初参加となった山田組については、「毎日がとにかく楽しくて。まず山田組の素晴らしいところは、朝9時に始まって5時に終わるんです。普通のサラリーマンのような生活、そんな現場って今はない。この山田組が終わって次の作品に入ったときに、うちの娘に『やっぱり山田組はよかったね』と言われたぐらいで」と語って笑わせた。

 吉永は「大泉さんとは撮影の合間にいろんなお話をしたのですが、ものすごいインタビュー上手。私、こんなことまでしゃべっちゃっていいのかしら、ということまでしゃべっちゃって。でもとても楽しかったです」と照れ笑いを浮かべた。

 映画は9月1日から公開。


関連ニュースRELATED NEWS

芸能ニュースNEWS

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「最後、全部生田斗真に持っていかれたわ」「今まで文句を言いながらも見続けてきた人へのご褒美みたいな回だった」

ドラマ2025年11月20日

 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第8話が、19日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の … 続きを読む

「スクープのたまご」日向子の背後を追う“謎の男”が登場 「事件の概要が見えて面白くなってきた」

ドラマ2025年11月19日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新 … 続きを読む

「新東京水上警察」予想外の犯人逮捕、“日下部”加藤シゲアキの求婚に反響 「神鬱回でおもろかった」「切ないプロポーズで苦しい」

ドラマ2025年11月19日

 佐藤隆太が主演するドラマ「新東京水上警察」(フジテレビ系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、水上警察を題材にし、佐藤隆太演じる碇拓真刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大 … 続きを読む

「娘の命」“レイコ”齊藤京子がラスボス“沙織”新川優愛に宣戦布告 「ヘビーな展開で驚いた」「ボスママはさすがに手強い」

ドラマ2025年11月19日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いや … 続きを読む

「ちょっとだけエスパー」「分かってきたことと深まる謎とで次回も楽しみ」「とにかく四季ちゃん(宮﨑あおい)がかわいらしい。私も文太(大泉洋)と一緒にドキドキ」

ドラマ2025年11月19日

 「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系)の第5話が、18日に放送された。  本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマン(大泉洋)が、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う姿を描く完全オリジナルのSFラブロマンス。脚本は野木亜紀子 … 続きを読む

Willfriends

page top