小芝風花「恐怖で涙が出ました」 首都直下地震を描いたドラマに主演

2019年11月19日 / 18:01

キャスター役の小芝風花

 ドラマ「パラレル東京」の試写会が19日、東京都内で行われ、出演者の小芝風花、高橋克典が出席した。

 本作は、首都直下地震に襲われた東京の、架空のテレビ局で働くニュースチームの戦いを、4日間にわたりリアルタイムで描く。東京23区を震源とするマグニチュード7.3の大地震が発生。同時多発火災、ビル倒壊、大停電…、未曽有の被害を大混乱のニュースセンターが伝え続ける。

 キャスター倉石美香役の小芝は「私は大地震を経験したことがないので、どこか遠い世界のものと感じていたんです。でも、初めて台本を頂いたときに、『これが本当に東京で起こるかもしれないんだ』と思うと恐怖で涙が出ました。想像するだけでも恐いのに、完成した映像を見ると、より一層恐怖心が出てきてゾクッとして。とにかく怖くてトラウマになりそうでした」と語った。

 劇中では、逃げようとしてパニックを起こした人々によって引き起こされる「群衆雪崩」の場面も登場する。小芝も衝撃を受けたそうで、「もし大地震が起きたら、家族のことも心配だし『絶対に家にすぐ帰ろう』と思っていたけれど、それをしちゃいけないんだと知って驚きました。家族とは、『家に集合ね』と話していたけど、『安全なところにとどまるように』と(変えた)」と明かした。

 撮影を通じて「絶対に安全な場所なんてどこにもないんだと痛感した」という小芝。「東京は大都市で、しっかりしているから大丈夫と思っている人もいるかもしれないけれど、危険は常に隣り合わせ。火災や建物倒壊など、状況によって変わってくる。私自身もどう行動するべきか、正解は今でも分からない。ただ、いつ自分が被災者になるかもしれない、ということは肝に銘じておかないといけないなと思いました」と話した。

 ドラマはNHK総合で、12月2日午後7時30分から、3日~5日は午後10時に、NHKスペシャル「体感 首都直下地震DAY1~DAY4」内で放送。

高橋克典(左)と小芝風花


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