浜中文一&江田剛が、近松門左衛門の謎に挑む 熱のこもった稽古場を取材

2019年8月26日 / 14:33

(C)2019「THE BLANK! ~近松門左衛門 空白の十年~」All Rights Reserved.

 舞台「THE BLANK! ~近松門左衛門 空白の十年~」の稽古場取材が22日、東京都内で行われ、出演者の浜中文一、江田剛(宇宙Six/ジャニーズJr.)、内藤大希ほかが熱演を見せた。

 本作は、歴史のベールに包まれた謎を解き明かした近松洋男氏の『口伝解禁 近松門左衛門の真実』を基にした舞台。近松が戯作者となる以前の「空白の十年間=二十代」を描く。主人公の近松を浜中、大石良雄(後の大石内蔵助)を江田、松浦党の松鹿平馬を内藤が演じる。

 稽古は、ポップな楽曲に合わせて踊られる、アンサンブル4人のオープニングダンスのシーンから行われた。このダンスは、江田が振り付けたものだそうで、江田は「腰を下に落とす」「タイミングに注意して」と細かな部分まで丁寧に指導を重ねた。また、本作の演出を担当する鈴木勝秀氏は、同ダンスを「からくり人形が(いすを)持ってくるイメージ」と表現してアンサンブルに伝えた。

 その後は、作品冒頭からの通し稽古に。近松を中心にした会話によって物語が展開する本作は、ウィットに富んだ会話が随所に散りばめられていて、思わずクスリと笑ってしまう場面も多い。近松役は、せりふが多いだけでなく、浄瑠璃風に口演するシーンもあるなど難しい役どころであると思われるが、浜中は稽古1週間にしてよどみなくせりふを話していた。その姿に、役者としての確かな実力を感じさせた。

 舞台は9月14日~25日、都内・よみうり大手町ホールほかで上演。

舞台「THE BLANK! ~近松門左衛門 空白の十年~」の稽古の様子


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