上白石萌音「背中を押してもらった」 視覚障害者柔道との出会いに感謝

2019年2月27日 / 14:42

原作の河合克敏氏(左)と主人公・光の声を演じた上白石萌音

 パラスポーツの魅力をオリジナルアニメで伝えるNHKのプロジェクト「アニ×パラ ~あなたのヒーローは誰ですか~ 第6弾 視覚障害者柔道」の試写会が27日、東京都内で行われ、声優を務めた上白石萌音、原作の河合克敏氏ほかが出席した。

 上白石が演じたのは、幼い頃から柔道が大好きな主人公・光。高校でも柔道部で練習に打ち込んでいた光だが、ある日、突然病魔に襲われ視野のほとんどを失ってしまう役どころだ。

 本作を通じて初めて視覚障害者柔道を知ったという上白石は、「一度夢を諦めてしまった子が、別の道があるんだと気付く物語。5分という短いアニメーションの中で、一人の少女の挫折とそこから這い上がっていく強さを一緒に追体験させてもらい、私も背中を押してもらった」とコメント。「たくさんの人に視覚障害者柔道の魅力が伝われば」とアピールした。

 また劇中で道場の師範が発する「見えないからこそ相手を感じなさい」という言葉を紹介し「見えないところを想像して補って、言葉を発したり行動を起こすことは、普段生活する上でも大切なこと。見える私たちは、もっと“見ようとしなければ”と感じました」としみじみ。収録については「投げるときや、力を入れる時の声の出し方が難しかった。光の心の叫び、魂の力みというのを“やぁ”という部分に込められたらと一心不乱にやりました」と振り返った。

 映画『君の名は。』でヒロイン役を演じて以降、声の仕事でも注目を集めている上白石。自身の声について聞かれると「好きだと思ったことも、嫌いだと思ったこともなくて…」とはにかみながら、「この声でやれる限りのことができれば。もっともっと磨かなければと思います」と言葉に力を込めた。

 アニメは3月3日、BS1で午後6時44分放送スタート。その後、総合、Eテレでも放送予定。


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