米ロサンゼルスのドルビー・シアターで25日(現地時間24日)、第91回アカデミー賞授賞式が行われ、『ボヘミアン・ラプソディ』で、英ロックバンド・クイーンのリードボーカル、フレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレックが、初ノミネーションで主演男優賞を受賞した。
驚きの表情を浮かべながらステージに上がったマレックは、母親や家族への感謝を述べつつ「僕をアカデミー賞にまで連れてきた人たちに本当に感謝します。とても大きなレガシーに関わることができました。クイーンにもありがとう。これは、ゲイで、移民で、人生を自分らしく生きた人についての映画です。そして、エジプト系アメリカ人である僕自身のストーリーでもあります」と熱いスピーチを披露し、喝采を浴びた。
一方、主演女優賞も『女王陛下のお気に入り』のオリビア・コールマンが初受賞。監督賞は『ROMA/ローマ』のアルフォンソ・キュアロンに。また、作品賞は『グリーンブック』が獲得し、同作は脚本賞、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)も受賞した。