後藤久美子、23年ぶりに“寅さん”で女優復帰 決断の理由は「山田監督から自宅に届いた手紙」

2018年10月31日 / 16:48

満男の初恋の相手・泉を演じる後藤久美子

 映画『男はつらいよ50 おかえり、寅さん』(仮題)の製作発表会見が31日、東京都内で行われ、出演者の倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆、後藤久美子、夏木マリ、浅丘ルリ子と山田洋次監督が出席した。

 人気シリーズ「男はつらいよ」の新作が22年ぶりに登場。今回は、車寅次郎(渥美清さん)の甥・満男(吉岡)と、満男がかつて思いを寄せた泉(後藤)のその後の物語を描く。

 本作で“23年ぶりの女優復帰”を果たすことが明らかとなった後藤。女優として最後に出演したのも、寅さん第48作『寅次郎紅の花』(平成7年)で「みなさま、ご無沙汰しております。今回また山田組に呼んでいただくことができ、とても光栄に思うのとうれしい気持ちでいっぱいです」と感慨深げにあいさつした。

 今回、出演を決めたきっかけは、スイス・ジュネーブにある自宅に届いた山田監督からの手紙だったそうで、「『こういう作品を作りたい。そのためにはどうしても君が必要だ』と長いお手紙を頂いた。山田監督の作品に対する大きな愛情と、今作への情熱がひしひしと感じられて、お手紙を読み終わる頃には引き受ける、引き受けないと私が考慮する権利すらないような思いになりまして」と回顧。「山田監督から呼び出されたら『ハイ』と一つ返事で行くんです」と語り、笑顔を見せた。

 女優業のブランクは長いが「不思議な感覚を味わっている。ほんのちょっとお暇して、また戻ってきたような感じ」と心境を吐露。当時のスタッフも多く、「とても居心地の良い現場です」と感謝すると、「私にとって寅さんは大きな心で全てを包み込んでくれる大好きな“おじちゃま”。もし今、声を掛けてもらえるとしたら、今まで通り『よお、元気にしてたかい?』と言ってもらいたい」と語った。

 映画は来年12月27日公開。

(左から)倍賞千恵子、前田吟、浅丘ルリ子、山田洋次監督、夏木マリ、後藤久美子、吉岡秀隆


芸能ニュースNEWS

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「まるで『鎌倉殿の13人』と同じような黒い話になってきた」「最終回は、蓬莱くん(神木隆之介)が何か仕掛けるのか」

ドラマ2025年12月11日

 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第10話が、10日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超 … 続きを読む

「スクープのたまご」最終章 “謎のサングラス男”の正体が判明 「黒幕感がすごい」「面白い展開になってきた」

ドラマ2025年12月10日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第10話が、9日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、若き新人記者 … 続きを読む

「娘の命」優奈の夫“明彦”内藤秀一郎の裏切りが判明 「沙織がヤバ過ぎる」「田中笑太郎くんが出てきてびっくり」

ドラマ2025年12月10日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第10話が、9日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いや … 続きを読む

「じゃあつく」最終話 “勝男”竹内涼真と“鮎美”夏帆の結末に反響 「勝男ロス過ぎる」「スペシャルドラマに期待」

ドラマ2025年12月10日

 夏帆と竹内涼真がW主演するドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系)の最終話が、9日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、“恋人ファースト”ゆえに自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、“料理は女が作って当たり … 続きを読む

「新東京水上警察」最終回前の怒涛の展開に反響 「すごい展開だった」「最終回で全て回収できるのか」

ドラマ2025年12月10日

 佐藤隆太が主演するドラマ「新東京水上警察」(フジテレビ系)の第9話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、水上警察を題材にし、佐藤隆太演じる碇拓真刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大迫 … 続きを読む

Willfriends

page top