TVアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」のジャパンプレミアが5日、都内で行われ、この日発表されたメインキャストを務める声優の小野賢章、中村悠一と監督陣が登壇した。
本作は、荒木飛呂彦原作の大人気漫画シリーズの第5部をアニメ化。イタリアを舞台に主人公たちとギャング組織との戦いを描く。
出演が決まったときの感想について、主人公ジョルノ・ジョバァーナ役の小野は、「(主人公役が第3部・4部で)小野(大輔)・小野(友樹)と続いているので、初めは冗談かな?と思いましたが、選んでいただいたからには、1部から続く思い、熱意をしっかりと受け継いで表現していければ」と語った。
物語のキーパーソンであるブローノ・ブチャラティ役の中村は、「第1部のオーディションのときに風邪を引いて受けられず、その後のオーディションも受けられないことが続いたのですが、一番好きな5部で起用されて、風邪を引いたのから運命だったのかもしれないです」と万感の思いを語った。
ジャパンプレミアでは他のメインキャストも発表。レオーネ・アバッキオ役に諏訪部順一、グイード・ミスタ役に鳥海浩輔、ナランチャ・ギルガ役に山下大輝、パンナコッタ・フーゴ役に榎木淳弥が起用され、各々から寄せられたビデオメッセージが公開された。
さらに、歴代キャストからの電報も発表され、第1部主人公ジョナサン・ジョースター役の興津和幸からは「いつのまにか『小野一族』の物語になっていることにも、奇妙な縁を感じずにはいられません」とのコメント。第2部主人公ジョセフ・ジョースター役の杉田智和からも「ジョセフ・ジョースター役の“小野智和”です。三連続で小野が主役を飾ったことで、やがて共演する皆様も“小野悠一”というオセロ変化を迎えるのかもしれません」と、小野ネタが続いた。
最後に、原作者の荒木飛呂彦氏からのビデオメッセージも上映された。中村は「(荒木氏と)お会いしたことがないのですが、動いていても若いんだなと思いました」と荒木氏の若々しさに驚いていた。
アニメは10月から放送予定。