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弔事を読み上げた後、報道陣の取材に応じた野口五郎
16日に急性心不全のため、63歳で亡くなった歌手の西城秀樹さんの葬儀が26日、東京都内の青山葬儀所で営まれた。西城さん、郷ひろみと共に「新御三家」と呼ばれた野口五郎が弔事を読み上げた。
野口は「秀樹、君が突然去ってしまったと知ってから、何日がたっただろうか。どうやってこの現実を受け止めたらいいのか。いまだに君の言葉を思い出して泣いてばかりいる。秀樹との46年間は簡単に語り切れるものではありません」と沈痛な面持ちで語り始めた。
続けて「こんなふうに君への弔事を読むなんて考えてもいなかった。僕にとって、君は本当に特別な存在だった。ある時は兄、ある時は弟のようでもあり、親友であり、ライバルでもあった。いつも怒るのは僕で、君は怒ることもなく全部受けとめてくれて…。今思うと、僕と君とは“心の大きさ”が違うよね。つくづくそう思うよ」としみじみ振り返った。
野口は「お互い独身時代が長かったから、何でも話したし、ゴルフにも行った。君が車で迎えに来てくれて、僕がおにぎりとみそ汁を用意して、『夫婦か!』なんて言い合って…」と懐かしんだ。
また「僕が『秀樹、俺、結婚するから』と言ったときの君の驚いた顔を忘れない。2月に僕が披露宴をしたときに、『おめでとう』と君に握手を求められた瞬間、僕はすぐ分かったよ。『こいつ、結婚する』って。案の定、5カ月後に美紀さんと結婚した」と語った。
その後、野口の妻が妊娠した頃、西城さんから「子どもができた」と連絡があったという。「生まれてみれば、同じ女の子で、君んちが6月3日、僕んちは6月5日。まじか、これ…。当然、娘たちの初節句、ひな祭りも一緒に祝ったよな」と明かした。
そして「秀樹ほど、天真らんまんと言う言葉がぴったりな人に僕はこれまでに会ったことがない。何事にもまっすぐで前向きで、出会う人すべてを魅了する優しさと、全てを受け入れるたくましさと潔さ。そんな君を慕う後輩がどれだけたくさんいたか。僕はうらやましかったよ。僕も、ひろみも秀樹の代わりにはなれないけど、まだしばらくは頑張って歌うからね。おまえの分も、歌い続けるからね。そして君を慕ってた後輩たちと共に、僕らの愛した秀樹の素晴らしさを語っていこうと思います」と固く約束した。
最後は涙ながらに「秀樹、お疲れさま。そしてありがとう。もうリハビリしなくていいからね。もう頑張らなくていいから。君のかわいい子どもたち、家族をいつも見守ってあげてほしい。そしておまえの思うラブソングを天国で極めてくれ」と遺影に呼び掛けた。
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