エンターテインメント・ウェブマガジン
関根麻里(左)とドゥニ・ヴィルヌーヴ監督
映画『メッセージ』の試写イベントが13日、東京都内で行われ、メガホンをとったドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、ゲストとしてタレントの関根麻里が登壇した。
米作家テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」を映画化したSFドラマ。言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は、突然地上に降り立った、巨大な球体形宇宙船が人類の脅威なのかを調べるため、コンタクトを試みる。
一足先に鑑賞した関根は「見終わった後の心と頭への衝撃がすごかった。SF映画だと思って見たけれど、ヒューマンドラマの部分に引き込まれました」と興奮気味にコメント。これを聞いたヴィルヌーヴ監督は「僕が初めて原作を読んだときと全く同じ気持ち。これはまさに人間ドラマなんです」と明かし「皆さんも機会があれば、ぜひ原作の短編も読んでください」とアピールした。
この日の会場には、映画を学ぶ学生たち200人が集結。上映後のイベントとあり、監督は「ポジティブな感想、ネガティブな感想、どちらも聞いてみたいね」と学生たちの反応に興味津々な様子で、関根も「なかなかない機会。監督に聞きたいことを思いっ切りぶつけてください」と笑顔で呼び掛けた。
将来、映画監督志望という学生からは「映画を撮るのは楽しいけど、その準備が大変で投げ出したくなる時もある。監督は精神的に追い詰められることはありますか?」という質問が。
ヴィルヌーヴ監督は「僕はむしろ撮影の時にパニックに襲われる。不安感と闘いながら現場にいることが多い」とした上で、そういう状況に陥った時は「うまくパニックと折り合いをつけることにしている」と回答。「そういう答えが見つからない状況に陥った時、それをうまく自分の味方にしてしまうといい。その状況を居心地のいいものだと捉えれば、それはパワフルなものに変わるし、そこから素晴らしいものが生まれると思う」。さらに「僕は準備がすごく好きなんだ。作品について夢想することができるからね。君も準備を好きになったほうがいい」と優しくアドバイスを送った。
また日本で10月に公開予定の映画『ブレードランナー2049』も手掛けているヴィルヌーヴ監督。進捗状況については「実は何もお話しできなくて…」と申し訳なさそうにしながらも「編集はそろそろ終わりそうな段階に入っている。SFXも膨大にあるが、作業ももう少し。いまは音を付けているところ」と報告。「僕にとってもこれまでで一番の野心作で、一番難しい作品になった。早く公開したいね」と声を弾ませた。
映画は5月19日からロードショー。
ドラマ2025年12月24日
奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の最終話が、23日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます) 本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、若き新人記者 … 続きを読む
ドラマ2025年12月24日
齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の最終話が、23日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます) 本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いや … 続きを読む
ドラマ2025年12月23日
「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」(カンテレ・フジテレビ系)の第11話(最終話)が、22日に放送された。 本作は、妻を亡くし、幼い息子を男手一つで育てるシングルファーザーで、遺品整理人の鳥飼樹(草なぎ剛)が、遺品整理会社 … 続きを読む
映画2025年12月23日
12月22日、東京都内の六本木ヒルズアリーナで、12月26日から公開となる『劇場版「緊急取調室 THE FINAL」』カウントダウンイベントが行われ、出演者の天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、でんでん、小日向 … 続きを読む
2025年12月22日
2026年ボートレース新CM発表会が、22日東京都内で行われ、CMに出演した町田啓太、ファーストサマーウイカ、生瀬勝久、細田佳央太、安斉星来、吉田晴登が登壇した。 一般財団法人 BOATRACE 振興会は、この日の登壇者を起用した新CM … 続きを読む