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ディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』の来日記念イベントが9日、東京都内で行われ、ジョン・マスカー監督とロン・クレメンツ監督、日本語吹き替え版キャストの屋比久知奈、夏木マリが登壇した。
この作品は、南の楽園・モトゥヌイに住む少女モアナが、島の外に出ることを禁じられながらも、愛する人々を救うべく神秘の大海原に飛び出して冒険する物語。
ディズニーのヒロイン史上、最大級のオーディションでモアナ役に選抜された屋比久は、「サプライズで(起用を)発表していただいた時は信じられないという思いだった。こんな素晴らしい作品に参加させていただけて本当に幸せ。家族とも泣いて抱き合って喜びました」と笑顔で振り返った。
そんなモアナを見守り、運命へと導く「タラおばあちゃん」役を演じるのは、これがディズニー声優初挑戦となる夏木。「私が子どものころ、最初に見たのがディズニーの『101匹わんちゃん』。人間は年を重ねるとだんだん“赤ちゃんに戻る”と言うけれど、赤ちゃんに戻りつつある今、この素晴らしい作品に出会うことができて私は本当にハッピー」と喜びを口にした。
以前から、この作品が「スタジオジブリの作品の影響を受けている」と発言しているマスカー監督だが、夏木は『千と千尋の神隠し』で「湯婆婆」の声を務めた当人。この事実を知らされたマスカー監督は、驚きつつも「湯婆婆にお越しいただき大変光栄。『千と千尋』には、私も多くのインスピレーションを受けました。宮崎駿監督作品に参加した夏木さんが携わってくれるなんて」と感激していた。
この日は、屋比久が監督たちへのプレゼントとして、日本語版主題歌「どこまでも~How Far I’ll Go~」を初披露することに。
歌唱前に、先輩として司会から一言求められた夏木だったが「彼女は完璧ですからアドバイスなんて要りません。モアナ、心の声に従いなさい」と温かいエールを送った。屋比久も、「緊張するけど、精いっぱいモアナの気持ちを届けられるように心を込めて歌います」と笑顔で応じると、情感たっぷりに伸びやかな歌声を披露した。

(左から)ジョン・マスカー監督、ロン・クレメンツ監督、屋比久知奈、夏木マリ
舞台袖で聞き入った夏木は「完璧に歌ってくれておばあちゃんとしてもうれしい。難しい歌だから、レコーディングの時に2人で苦労していたことを思い出しちゃって…」と目を潤ませると「普段は、こんなにマスコミの方はいないのよ。こんなに堂々と歌えるなんて、まさにスター誕生だと思うわ」と賞賛。
マスカー監督も「素晴らしい。私は日本語が話せないけど、そんな私にもモアナの情熱が伝わってくる、非常に感動的な歌唱でした」といい、「夏木さんが涙をこぼしているのを見て私もホロリときました」と笑顔を見せた。
クレメンツ監督も、「本当に美しい歌声で感動しました。この瞬間、私達の日本の滞在が特別なものになりました」とし「この主題歌はアカデミー賞にノミネートされていますが、実際にオスカーに値するパフォーマンスだったと思います」と絶賛した。
映画は3月10日から全国ロードショー。
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