15日放送された、新垣結衣主演ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(以下「逃げ恥」)の第6話が視聴率13.6%を獲得したことがわかった。初回から第6話まで毎週視聴率アップという人気ぶりだ。
その背景にあるのは、度々「逃げ恥」の公式Twitterなどで発信されるキーワードの「ムズキュン」だ。「ムズキュン」とは森山みくり(新垣)と、津崎平匡(星野源)の2人の恋愛がなかなか進展しない、じれったくてムズムズするところに胸キュンすることを指す造語。
「逃げ恥」の中では2人の日常のぎこちない食事風景や、恥ずかしくてパンツを洗濯してもらえない平匡、2人で制定した「火曜日はハグの日」ルール、旅行先での緊迫のダブルベッドなど、ムズムズ、キュンキュンするシーンが満載。そして、そんな2人の距離感、心情、ストーリーの描き方も視聴者をひきつける要因となっている。
放送された第6話は、みくりと平匡が、百合(石田ゆり子)から旅行券をプレゼントされ、温泉旅行に行くことになる。訪れた温泉旅館は、露天風呂付き部屋で、夫婦やカップルで寝るのに最良なダブルベッドが設置されており、女性と同じ部屋で寝たことがないという平匡が大慌てする。そんな中、同じ旅館でみくりはかつて交際していた元カレを発見してしまう。波乱の旅行となった帰り道、突然平匡がみくりの手を握り、キスをする、という展開だった。
来週放送の第7話は、第6話の最後に突然みくりにキスをした平匡が、その後の帰りの車内でも、家に帰ってきてからも一切そのことに触れず、完全にスルー状態。一方、キスをされたみくりは、淡い期待を抱いたのもつかの間、またも壁を作り始めてしまった平匡の反応が理解できずにいた。せっかく訪れた“ハグの日”も、仕方なさそうにことを済ませる平匡の態度にますます不満が募る。そんな中、みくりの誕生日が一カ月も過ぎていることに気づいた平匡は、すでにプレゼントを渡したという風見(大谷亮平)に動揺しつつ、初めての女性へのプレゼント選びに奮闘する。
第7話が放送される11月22日は「いい夫婦の日」。みくり・平匡夫婦は「いい夫婦」になれるのか、次週も「逃げ恥」から目が離せない!