エンターテインメント・ウェブマガジン
「この活動を生涯続けたい」と語った中田英寿氏
元サッカー日本代表の中田英寿氏が8日、自身が代表として企画した「REVALUE NIPPON PROJECT展 中田英寿が出会った日本工芸」のプレス内覧会に出席し、取材に応じた。
「REVALUE NIPPON PROJECT」とは、中田氏が現役引退後に続けているプロジェクトの一つで、日本の伝統工芸、文化や技術の価値や可能性を再発見し、伝承することを目的としたもの。
本展では、「ものづくりの心」を後世に伝えるべく、中田氏に賛同する工芸家とクリエーターによって生まれたコラボレート作品約30点が展示される。
中田氏は「海外に住んでいる時、サッカーのことの後に必ず聞かれる質問が“日本のこと”だった。僕の趣味や好きなものより先に聞かれた。そんな時、果たして自分は日本のことを知っているんだろうかと考えたらほとんど知らなかった」と振り返った。
そんなこともあり「一度日本に帰って今の日本を見てみようと思った」という中田氏は2009年春から日本全国を旅するように。そこで出会った「素晴らしいものづくりの技術」に感銘を受け、同プロジェクトをスタートさせたという。
プロジェクトを通じて名だたる工芸家、クリエーターなど「たくさんの人と知り合うことができた」と感謝する中田氏は「技術というのは一度失われてしまうと、もう一度始めるというのは非常に難しい。何百年も続いている日本の技術というものを現代に生かしていくためには、“楽しさ”も必要」と説いた。
今回の展示品についても「一瞬、伝統的な工芸からは離れたものに見えるかもしれないけど、表現の切り口が違うだけでそこに入っている技術は100年続いてきたもの」と言い「僕自身、見てびっくりしたものもたくさんある。この楽しさが多くの人に伝われば、そこに生きる技術も残っていくはず」と期待を寄せた。
また「日本の“ものづくり”を世界に発信していくには?」という質問に中田氏は、「今はネットなどがあるので、発信に関しては難しいことではない」と回答。「どうしても発信というと“外に出て行く”ことを考える人が多いけど、そうではなく、世界の人が日本に来たい、そういう憧れを作ることが非常に大事。出て行くのでなく、世界にこちらに来てもらうのです」と力説した。
本展は、都内のパナソニック汐留ミュージアムで9日~6月5日、開催。
ドラマ2025年7月2日
ドラマ24「40までにしたい10のこと」の記者会見が東京都内で行われ、出演者の風間俊介と庄司浩平が登場した。 本作は、BLジャンルで活躍中の漫画家・マミタ氏の人気漫画が原作。10年以上恋人なし、会社と家を往復するだけの毎日を送るアラフォ … 続きを読む
イベント2025年7月1日
俳優の伊藤沙莉が6月30日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)に登場した。びしょぬれ必至の夏イベント「NO LIMIT!クール・サマー」の開幕セレモニーでウォーターシューターを手に来場者と水を噴射しあい、「びちょびちょにな … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年6月30日
今年の夏も記録的な猛暑が続く予報。暑い夏を少しでも涼しく過ごすのに最適なイベントがやってくる。 近年、YouTubeや配信番組などが多数制作されるなど、ブームを⾒せている“怪談”。今回、その“怪談”をテーマにした⼤型リアルイベント「To … 続きを読む
ドラマ2025年6月30日
火ドラ★イレブン「北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。」(カンテレ・フジテレビ系・7月1日より毎週火曜よる11時放送)の取材会が行われ、出演者の本田翼、志田未来、岩瀬洋志、増子敦貴がドラマの見どころを語った。 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年6月28日
手塚治虫の不朽の名作を演出・栗山民也、主演・坂本昌行で贈るミュージカル「ブラック・ジャック」が、6月28日(土)に東京・文京区のIMM THEATERで開幕。初日前日の27日(金)にフォトコールと取材会が行われた。 1973年「週刊少年 … 続きを読む