野田洋次郎、初演技で新人賞を受賞 失敗しても「俺のせいでねーなと思って…」

2016年2月16日 / 19:55

スポニチグランプリ新人賞を受賞した野田洋次郎

 「第70回毎日映画コンクール 表彰式」が16日、神奈川県川崎市で行われ、受賞者の綾瀬はるか、長澤まさみ、野田洋次郎、藤野涼子、塚本晋也監督ほかが登壇した。

 普段は4人組のロックバンドRADWIMPSでボーカルを務めている野田は『トイレのピエタ』でスポニチグランプリ新人賞を受賞した。

 同作が初演技となった野田は「見ず知らずの(松永大司)監督から『主演してくれないか』と声が掛かったのが2年前。それから1年懸けて準備をする中で、(監督と)けんかや仲直りを繰り返してきたけれど、(今回の受賞で)監督に少しは恩返しできたのかなとうれしく思います」と感謝の言葉を述べた。

 壇上に駆け付けた松永監督も「YouTubeで見たライブでの姿が本当に色っぽくてすごく魅力的だなと思った」と野田を起用した理由を説明。「僕が予想していた以上のものを出してくれたと思う」とその演技を賞賛した。

 司会の生島ヒロシから「(野田の起用は)失敗では無かった?」と聞かれた松永監督は「失敗したというのはないけど、才能がある人ってやっぱり面倒くさいな思った」と苦笑い。これを聞いた野田は「光栄です。『ろくに演技はできないよ』と一番最初に伝えたけど、それでも『やってほしい』と言ってくれたので、(失敗しても)俺のせいでねーな、と思ってやることができました」と語り、会場の笑いを誘った。

 同じく『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』でスポニチグランプリ新人賞を受賞した藤野は、「とても歴史の長い映画賞に名前が刻まれることをうれしく思います」と喜びのコメント。同作で共演した田畑智子が同映画コンクールで“三冠受賞”をしていることに触れ「とても難しいことだとは思いますが、また、助演女優賞、主演女優賞を受賞できるような女優になりたいと思います」とさらなる飛躍を誓った。

「第70回 毎日映画コンクール」の主な各賞受賞者は以下の通り。

【作品部門】
日本映画大賞:『恋人たち』橋口亮輔監督
日本映画優秀賞:『岸辺の旅』黒沢清監督
外国映画ベストワン賞:『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督

【監督賞・脚本賞】
監督賞:塚本晋也『野火』
脚本賞:原田眞人『駆込み女と駆出し男』

【俳優部門】
男優主演賞:塚本晋也『野火』
女優主演賞:綾瀬はるか『海街diary』
男優助演賞:加藤健一『母と暮せば』
女優助演賞:長澤まさみ『海街diary』
スポニチグランプリ新人賞:野田洋次郎『トイレのピエタ』
スポニチグランプリ新人賞:藤野涼子『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』
田中絹代賞:桃井かおり

【TSUTAYA映画ファン賞】
日本映画部門:『幕が上がる』本広克行監督
外国映画部門:『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』クリストファー・マッカリー監督

藤野涼子

藤野涼子


芸能ニュースNEWS

「神説教」最終回 “静香”広瀬アリスの最大の神説教に「しびれた」 「金八先生やヤンクミみたいに続編に期待」

ドラマ2025年6月16日

 広瀬アリスが主演するドラマ「なんで私が神説教」(日本テレビ系)の最終話が、14日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  静(広瀬)を陥れようとする生徒・脇坂(萩原護)によって「強制退学者リスト」が流出し、学園には保護者やマスコミから説明 … 続きを読む

「ムサシノ輪舞曲」10年愛を終える“阿川”正門良規が「いい男過ぎる」 “ヨリコ”影山優佳とのシーンは「心臓がキューッとなった」

ドラマ2025年6月16日

 正門良規(Aぇ! group)が主演するドラマ「ムサシノ輪舞曲」(テレビ朝日系)の第9話が、14日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  阿川龍平(正門)は、沼田ヨリコ(影山優佳)から思いがけない告白を受ける。これまで武蔵原環(高梨臨) … 続きを読む

「PJ ~航空救難団~」「誰だって心はボロボロの中古だ」「救う人たちは、みんな“傷だらけの天使”なんだ」

ドラマ2025年6月13日

 「PJ ~航空救難団~」(テレビ朝日系)の第8話が、12日に放送された。  本作は、航空自衛隊航空救難団に所属する救難員(通称PJ/パラレスキュージャンパー)を育てる救難教育隊の教官・宇佐美誠司(内野聖陽)と、選抜試験を突破した訓練生たち … 続きを読む

土曜ドラマ「なんで私が神説教」の全キャストがクランクアップ 主演の広瀬アリスが生徒たちからのサプライズに大感激

ドラマ2025年6月13日

 現在放送中の⽇本テレビ系 ⼟曜ドラマ「なんで私が神説教」毎週土曜夜9時~が、6月14日(土)で最終回を迎える。  物語は、無職⽣活を脱却するためになんとなく⾼校教師になった主⼈公・麗美 静(広瀬アリス)が、問題児ぞろいの⽣徒たちの事情に巻 … 続きを読む

「波うららかに、めおと日和」「来週の予告を見ただけで泣いちゃう」「このドラマがもうすぐ終わってしまうなんて『問題しかありません』」

ドラマ2025年6月13日

 「波うららかに、めおと日和」(フジテレビ系)の第8話が、12日に放送された。  本作は、西香はち氏の同名コミックを原作に、昭和11年を舞台に、突然舞い込んだ縁談から帝国海軍に所属する江端瀧昌(本田響矢)と交際ゼロ日婚したなつ美(芳根京子) … 続きを読む

Willfriends

page top