マーティへ「時空をいじるな、壊すな」 ゼメキス監督、“2015年10月21日”に喜び

2015年10月21日 / 16:52

来日したロバート・ゼメキス監督

 映画『ザ・ウォーク』の来日記者会見が21日、東京都内で行われ、ロバート・ゼメキス監督とジャック・ラプキープロデューサーが出席した。

 1974年に起こった実話をもとにしたこの作品は、当時世界一の高さを誇ったワールド・トレード・センターのツインタワーの間をワイヤーロープ1本でつなぎ、命綱なしの空中闊歩に挑んだフィリップ・プティを描く。

 映画化した理由について、ゼメキス監督は「ほかの芸術では表現できないスペクタクルを表現できる。その表現を映像化することにワクワクしました」と説明し、「フィリップのアーティストとしての情熱や、クリエーティブなビジョンを持っていて、それをどうしても表現せずにはいられないところにひかれました。彼の作品は極端ではありましたが、皆ととても似ているところを持っていると思うんです」と語った。

 直径2.2センチのワイヤーロープ上で地上110階、411メートルのツインタワー間を歩いたフィリップを演じるのは、ジョセフ・ゴードン=レヴィット。監督は「本当に素晴らしい役者なのは間違いない。役のため、演技のために自分の肉体を変化させて演じるタイプ。ワイヤーウォークは本人自らやりたいと言ってくれた。役者として、アーティストとしての気概を感じる良い例です」と絶賛した。

 また、“2015年10月21日”のこの日は1989年に公開されたゼメキス監督による映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』の舞台になったちょうどその日であり、監督は「この日にここにいられてうれしい。30年はあっという間でした」と喜んだ。タイムトラベルする主人公マーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)らには、「時空をいじるな、壊すなと伝えておきたいです」とメッセージを寄せて笑わせた。

 映画は来年1月23日から全国ロードショー。

all_2732

ロバート・ゼメキス監督(左)とプロデューサーのジャック・ラプキー氏

 


関連ニュースRELATED NEWS

芸能ニュースNEWS

「ザ・ロイヤルファミリー」「ドラマは続くけど山王耕造(佐藤浩市)ロスが大き過ぎる」「これはそれぞれの継承の物語なんだね」

ドラマ2025年11月24日

 日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(TBS系)の第7話が、23日に放送された。  妻夫木聡主演の本作は、早見和真の同名小説をドラマ化。競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間 … 続きを読む

「ひと夏の共犯者」“眞希”恒松祐里がついに警察と接触 “巧巳”橋本将生は「完全に闇堕ちしてる」「怖くて心配」

ドラマ2025年11月24日

 timeleszの橋本将生が主演するドラマ「ひと夏の共犯者」(テレ東系)の第8話が、21日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、大学生の主人公・岩井巧巳(橋本)が、推しのアイドル・片桐澪(恒松祐里)との夢のような同居生活 … 続きを読む

「良いこと悪いこと」“黒服2人の逃走犯”は「カンタロー!? 今國!?」 「トヨは犯人側のはず」「ターボーが一番怪しい」

ドラマ2025年11月24日

 間宮祥太朗と新木優子がW主演するドラマ「良いこと悪いこと」(日本テレビ系)の第7話が、22日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、かつて鷹里小学校・6年1組のリーダーだった高木将(間宮)が、22年ぶりにタイムカプセルを掘 … 続きを読む

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「最後、全部生田斗真に持っていかれたわ」「今まで文句を言いながらも見続けてきた人へのご褒美みたいな回だった」

ドラマ2025年11月20日

 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第8話が、19日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の … 続きを読む

「スクープのたまご」日向子の背後を追う“謎の男”が登場 「事件の概要が見えて面白くなってきた」

ドラマ2025年11月19日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新 … 続きを読む

Willfriends

page top