山田洋次、小津作品の「東京物語」を舞台化 第二の故郷の柴又帝釈天で成功祈願

2011年11月16日 / 16:28

 初春新派公演「東京物語」の製作発表記者会見に出席した(左から)瀬戸摩純、安井昌二、水谷八重子、山田洋次、波乃久里子、英太郎 (c)KYODONEWS

 初春新派公演「東京物語」の製作発表記者会見が16日、東京都葛飾区の柴又帝釈天で行われ、脚本と演出を手掛ける山田洋次監督と出演者の水谷八重子、波乃久里子、安井昌二、英太郎、瀬戸摩純が登場した。

 監督生活50周年を迎える山田と出演者たちは、記者会見の前に、柴又駅前から帝釈天までお練りを、帝釈天では舞台の成功を祈願した。

 山田は「柴又には時々来ますよ。もう何十年も歩いてます。僕にとって第二の故郷とも言える柴又ですから」と懐かしんだ。

 水谷は「『麦秋』に続いて小津作品を山田監督が手掛けてくれる。このままシリーズ化してくれるとうれしいですね」と期待を口にした。波乃は「山田監督が新派を愛してくださってラッキー。御利益があるように、先ほどお賽銭をたくさん入れてきました。日本人が無くしちゃいけないものがたくさんあると思う。舞台ではそれを感じてください」とアピールした。

 初春新派公演『東京物語』は2012年1月2日~24日まで、東京都中央区の三越劇場で公演。


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