元衆議院議員の杉村太蔵が6日、都内で開かれた映画「スイッチを押すとき」公開直前イベントに出席した。杉村は本作の宣伝隊長として登壇し、応援演説さながらの名調子を披露した。
杉村は本作を見た感想を、「若い10代の心の葛藤が描き出されている。全部話したい。皆さんが見終わった後に登場するべきだった」と失言を考慮しての映画紹介だった。
またタイトルにかけて、自身がスイッチを押したときを聞かれると、「選挙に立候補したとき、家内と結婚したとき、それからカメラの赤いランプが付いて、テープが回った瞬間ですよ。失言できない!」と自虐的に笑いを誘った。
一方、自らを“ドジョウ”と表現していた野田新総理については、「ドジョウというよりカバ。カバは怒ると怖い。内閣は出だしから不一致なので、一度“スイッチを押して”、打ち合わせしてほしい」と言いたい放題。しかし最後には、「誰がやっても時間が掛かるし、総理が1年に1回、変わるというのは良くない。国民の皆さまは、成果が出るまで我慢してほしい」と話した。
同映画はベストセラー作家・山田悠介の代表作を原作に、小出恵介と水沢エレナ主演のヒューマンサスペンスで、17日から新宿武蔵野館ほかで全国順次ロードショー。