映画「ツレがうつになりまして。」の完成披露試写会が27日、東京都内で行われ、主演の宮崎あおい、堺雅人、佐々部清監督が登壇した。
本作は、夫がうつ病になったことをきっかけに、自分たちを見つめ直し、成長していく夫婦の姿を描く。
宮崎は、「役が28歳ぐらいの設定だったので、あまり幼く見えないように、ちゃんと夫婦に見えるように演じようと心掛けた」と役作りについて語った。
一方、堺は、「僕は病人の役だったけど、普通の夫婦の話。僕と宮崎さんの2人だからできた夫婦像。僕たちだけにしか作れない味が出たと思う」と自信たっぷり。
2人はNHK大河ドラマ「篤姫」以来、2度目の夫婦役を演じた。宮崎は、「(堺さんは)3年前と変わっていなかったので信頼や安心を感じることができた。波長が合うというか相性がいいということなのかな。撮影の合い間も老夫婦みたいに過ごしていた」と笑顔で語った。
対する堺は、「また違った形で共演したい」と答え、佐々部監督は、「2人は中性同士の夫婦のようだった」と感想を述べた。
映画「ツレがうつになりまして。」は10月8日から全国ロードショー。