「Bunkamuraオーチャードホール芸術監督就任発表記者会見」が30日、都内で行われ、バレエダンサーの熊川哲也が登場した。
2012年1月から芸術監督に就任することが決まった熊川は、「劇場には、常に新しい時代との出合いがなければいけない。また、現在を生きる私たちは偉大な先人たちが築いたものを未来に向け進化させていかないといけない。渋谷という魅力的な街から良質な古典芸術を発信することが、日本の文化を根づかせることになると思う」と意気込みを語った。
また、就任第1弾公演となる“シンデレラ”については、「1作品目にはキラキラした華やかな作品がいいと思った。舞台芸術はマジカルな世界で、ダンサーだけでなく、美術、音楽そしてお客さんも含めた総合芸術。シンデレラには魔法があるが、劇場というものにはそれ以上の魔法があると思う」と話した。