山田洋次監督、大震災で映画「東京家族」製作延期 「何日も悩み、苦渋の選択をした」とコメント

2011年4月14日 / 11:16

 松竹が14日、12月公開予定の映画「東京家族」(山田洋次監督)の製作延期を発表した。

 当初は4月1日のクランクインを目指していたが、3月11日の東日本大震災による撮影上の物理的事情と山田監督の意向を受けての決定だという。

 山田監督は、大震災による製作延期に関して、「ぼくはこんな風に考えた」と題する以下のようなコメントを発表した。

 「このまま知らぬ顔で既に完成している脚本に従って撮影していいのだろうか。いや、もしかして3月11日以前と以後の東京の、あるいは日本の人々の心のありかたは違ってしまうのではないか-ぼくは何日も悩み、会社ともくり返し相談した結果、それこそ苦渋の選択をしました。撮影を中断して今年の終わりまでこの国の様子を見よう、その時点で脚本を全面的に見直した上で戦後最大の災害を経た東京、つまり2012年の春の東京を舞台にした物語をこそ描くべきだ、ということです。来年、ぼくたちは新たな気力を奮い立てて『東京家族』の製作に挑みます」


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