美川憲一、社長と「話し合いで解決」 新会社設立を発表

2012年9月5日 / 20:33

 「もう終わったこと。私もさっぱりした性格だからそういうことを引きずっていきたくない」と会見で語った美川憲一 (c)KYODONEWS

 事務所独立問題の渦中にある歌手の美川憲一が5日、東京都内で会見を行い新事務所を設立することを発表した。

 「こんなに騒いでどうするのよ!」と登場早々苦笑いの美川。「社長とは話し合い、解決いたしました」と切り出し「エービープロモーションという会社をやり切れなかったことについて、社長から『本当に申し訳ない』と頭を下げていただきました。私も『分かったわ。これで終わり。もうグダグダ言わない。全部忘れるから』と話してきました」と経緯を説明。

「『これからも避けないでほしい。そんな付き合いじゃないでしょ。これまで一緒にやってきたんだから…』とお話ししてきました」と社長とのやりとりを涙ぐみながら報告した。

 一部で報じられた、社長との業務提携についてはキッパリと否定。また、ギャラの未払いについては「まだ頂いていません。誠意を見せていただきたい」としつつ「向こうの都合もあるでしょうし」と待つ姿勢を示した。

 新会社は「(美川がプロデュースする飲食店経営者の)新しい社長を立て、スタッフ6人を呼び戻して初心に戻ってスタートする」とし、社名を「ABプロ」とすることもを発表した。「先代の社長の、それ(思い)を無くすのはつらいので」ということで社名は前会社の「エービープロモーション」とあまり変えなかったことも明かした。

 一方、東京渋谷区のマンションが7月に世田谷都税事務所に差し押さえられた件については「税金については(事務所に)任せっきり」であったことを明かし「払わなきゃいけなかったものはお支払いいたしましたから(その問題は)クリアになりました」と強調した。

 また、同じく事務所問題を抱えた歌手の小林幸子について聞かれると「(性質が)まったく違いますから。先日会ったとき『どっかでしっかり切り替えてやっていかなければいけない。思い詰めても先には進まないわよ』とだけ伝えました」と語った。

 また、この日は新曲「金の月」の発売日。「よりによって“カネのツキ”っていったらねぇ…」と金銭問題をほうふつさせるタイトルに苦笑するものの、「正しくはキンの月よ!」と新曲のPRも忘れなかった。


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