ミュージカル「ウィズ~オズの魔法使い~最終オーディション」が2日、東京都内で行われ、AKB48の梅田彩佳、中村麻里子、仲谷明香、増田有華、NMB48の山本彩、SKE48の斉藤真木子、審査員を務める演出家の宮本亜門氏が登場した。
主役のドロシーのオーディションは、今年の4月から宮本氏自身が全国の各拠点に出向いて実施し、AKBプロジェクトメンバー186人の中から残った6人がこの日の最終選考に臨んだ。
宮本氏は最終選考開始を前に「今回のオーディションはスタッフが(各メンバーの知名度などを)一切何も僕に教えないでいてくれました。実力プラス“このキャラクターにピタッと合う”という基準だけで選びます。そこはガチ。一切やらせ無し」と宣言した。
宮本氏が「大きな決め手となる」と話していた歌唱審査では、劇中の別れのシーンでドロシーが歌う「Home」を各メンバーが熱唱。中でも全身を使って感情を表現しながら歌い切った増田は、宮本氏をうならせ、見事ドロシー役を勝ち取った。
主役に決定した瞬間から号泣していた増田は「たくさんの人に幸せとか生きがいとか、舞台を通して伝えることが夢でした」と語り、「これまで人生を懸けたことがなかった。どこか余裕があってそれがとても嫌だった。この舞台は私の分岐点。10皮ぐらいむけてツルツルになっちゃう」と最後は笑顔で舞台に対する意気込みを語った。
舞台は9月28日~30日にKAAT神奈川芸術劇場、10月18日~28日に東京国際フォーラム・ホールCほかで公演予定。