「新種昆虫ネーミングセレモニー」が12日、東京・上野の国立科学博物館で行われ、俳優の香川照之が登場した。
同博物館では、昆虫をテーマとした特別展「昆虫展」を7月13日から開催中。このたび、マダガスカルで採取されたセイボウ(青蜂)の一種が、その後の調査で新種(未記載種)であることがわかり、このハチに来場者の名前を付けて論文を発表する、という企画を実施。約1000通の応募の中から、8歳の松島理桜ちゃんが当選者に決定した。
同展のオフィシャルサポーターを務める香川から、当選パネルを授与された理桜ちゃんは「前からの夢だったので、うれしくてうれしくてたまりません」と大喜び。また、以前から“大ファン”だった香川に、直接会えると知ってからは「ドキドキして心臓が飛び出しそうでした」と興奮気味に明かした。香川は「すごい逸材が出てきたな」と圧倒されながらも、「きょうは私がしゃべらなくてもいい」と上機嫌だった。
自宅でオオクワガタなどの昆虫を約20匹飼っているという理桜ちゃんは、「将来は昆虫博士になりたい」という。NHK・Eテレの「香川照之の昆虫すごいぜ!」で“カマキリ先生”として人気を集める香川も「これだけで昆虫に詳しくて『興味がある』と正面切って言える小学生はなかなかいない。明日、Eテレのスタジオ収録があるから、そこに来てしゃべってくれる?」とラブコールを送っていた。
そんな香川も、子ども時代は「カマキリの飼育にいそしんでいました」と回想。本展のキャッチコピー「昆活しようぜ!」にちなみ、「最近の昆活は?」と問われると、「カマキリに出会えた、いい夏でしたね。今年はセミが少なかったな…」とコメント。「プライベートでは?」と突っ込まれると、「これがプライベート。私はまだ思春期を迎えてないから」と笑わせていた。