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四国・瀬戸内の歴史と文化をミュージカルにして上演する「坊っちゃん劇場」の第13作・ミュージカル「よろこびのうた」の制作発表記者会見が27日、東京都内で行われた。出演者の四宮貴久、帆風成海、演出を手掛ける錦織一清、脚本の羽原大介氏、音楽の岸田敏志氏ほかが出席した。
物語の舞台は、第一次世界大戦期に徳島県鳴門市にあり、1000人近いドイツ兵捕虜を収容していた「板東俘虜(ふりょ)収容所」。遍路宿の一人娘・明子(帆風)とドイツ兵捕虜・ミハエル(四宮)との許されない恋を軸に、ドイツ兵捕虜と地元住民の美しい交流を描く。
錦織は、羽原氏経由でオファーを受けたといい「最初は、本当に俺でいいのかな? すごい大役が舞い込んできたなという気持ちだった」と述懐。同劇場で、四国の中で徳島県の題材だけがまだ取り上げられていなかったそうで、「責任重大。どこまで貢献できるか分からないけど、ミュージカルということで、面白おかしくすてきな作品にする努力をさせていただきたい」と意気込みを語った。
元宝塚歌劇団・男役の帆風は、退団後、女性役でラブストーリーを演じるのはこれが初めてだといい「どうしても足を開いてしまう」と所作での苦労に苦笑い。稽古では、錦織から「女性は男性の一歩後ろを歩く時代だから」と指摘されることもあるそうで「もっとおしとやかに…。ただ、明子は強い意志を持った女性だったことは間違いないので、目線や仕草で(強さを)表現していきたい」とほほ笑んだ。
本舞台の見どころは、キャストによるベートーベンの第九「歓喜の歌」の歌唱シーン。錦織は、高校時代に音楽の授業で「第九」をドイツ語で習ったことがあるそうだが、「かなり忘れてしまった。もっと真面目にやればよかった」と反省の弁。「これからちゃんと覚えて、たまに『坊ちゃん劇場』に遊びに行ったときは、ちょっと端っこの方に出ようかな。(13人の)出演者が14人になっているかもしれません」と笑わせた。
舞台は、2018年1月27日~2019年1月上旬(予定)、愛媛県東温市にあるミュージカル常設劇場「坊っちゃん劇場」で上演。このほか、徳島公演が18年10月18日~21日に「あわぎんホール 徳島県郷土文化会館」で、東京公演が11月28日、29日に「ティアラこうとう」でそれぞれ上演予定。
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