パラリンピック競技の魅力を体感できる国内最大規模のイベント「ノーリミッツスペシャル2017上野」が6日、東京都内の上野恩賜公園で行われ、小池百合子都知事をはじめ、パラリピアンの宇城元選手(パワーリフティング)、上地結衣選手(車いすテニス)、チャレンジゲストとして柔道家でタレントの篠原信一、元陸上十種競技日本王者でタレントの武井壮、女子マラソンの高橋尚子さん、テニスプレーヤーの杉山愛さんほかが出席した。
オープニングセレモニーで開会宣言を行った小池知事は「東京パラリンピックまであと1207日となりました。パラリンピックには合わせて22の競技がございますが、この場で皆さんに全ての競技を体感してもらい、2020年大会をどんどん盛り上げていっていただきたい。ノーリミッツ、人間にリミッツはありません!」と力強くあいさつした。
会場では、小池知事自身も射撃(10点満点)に挑戦。パラリピアンの田口亜希選手から指導を受けた小池知事は、練習で8点、その後も5点を2回撃ち抜くなど、初挑戦としては立派な結果を残し「どこに焦点なのかなかなか自信が持てず難しかったけど、(的に)当たっただけでうれしいです」と満面の笑みを浮かべた。
さらに、車いすテニスへの挑戦を薦められた小池知事は「何度か乗せていただいたことはありますが、これでテニスをやるの…?」と苦笑い。それでも、もともとテニスに親しんでいるとあり、車いすに乗りながらも3回ほどボールを打ち返した。小池知事は「大変です。三つぐらいの芸(技)を一気にしなければならない」と改めてパラリピアンの技量に感心していた。
その後、囲み取材に応じた小池知事は「明日もあります。上野は緑も楽しめるので、これからお出掛け先を考えている方はぜひ」と同イベントをアピールした。
また、自身のGWの過ごし方について問われると「今日は運動をしましたけど、昨日、おとといは“選挙運動”。これからの選挙運動に備えての活動をしていました」と笑わせ、報道陣に対しても「皆さんもたまには休んでくださいね」とねぎらいの言葉を掛けた。