谷村新司と石井竜也が、作家印税を震災遺児支援へ 「奨学金のために多くの方々に歌ってもらいたい」

2012年2月7日 / 16:45

 「風の子守歌~あしたの君へ~」を歌い終え、握手をする谷村新司(左)と石井竜也 (c)KYODONEWS

 震災遺児支援奨学金のために立ち上げられた「風の子守歌プロジェクト」共同記者発表が、7日東京都内で行われ、歌手の谷村新司と石井竜也が出席した。

 谷村と石井の初共作となる楽曲「風の子守歌~あしたの君へ~」は、両アーティストの意思により、全ての作家印税を東日本大震災による震災遺児支援奨学金のために供出することを目的に作られたドネーションソング。

 歌を作るときに思い浮かべたことは?と聞かれた石井は、「“がんばれ”とか“一緒に”などのような言葉ではなく、(被災地の方々に)寄り添えるような、後ろから手を添えられるような歌を意識して作った」としみじみとその心境を述べた。また、作家の権利を開放することで収益がダイレクトに基金につながることに対し、谷村は「一般の人がカラオケで歌うことでも基金になるので、(アーティストにかかわらず)どんどん多くの方々に歌ってもらいたい」とアピールした。

 「風の子守歌~あしたの君へ~」は2月8日発売。


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