カンヌでグランプリのダルデンヌ兄弟が来日 「2人は映画作りの過程で1人になる」

2012年2月10日 / 15:16

 「作品公開のたびに日本に来られてうれしい」と話したジャン・ピエール・ダルデンヌ監督(左)とリュック・ダルデンヌ監督 (c)KYODONEWS

 第64回カンヌ国際映画祭コンペティション部門でグランプリを受賞した映画「少年と自転車」のジャン・ピエール・ダルデンヌ監督と、その弟のリュック・ダルデンヌ監督が10日、東京都内で来日会見を行った。

 本作は、2人が2003年に来日した際、青少年問題のシンポジウムに出席したときに聞いた話から着想を得て作られたという。リュックは、「児童養護施設の屋根に上って父親を待つ男の子の話を聞いた。その子は後に暴走族に入り、罪を犯してしまう。私たちはそのストーリーをそのまま語るのではなく、(その男の子が)ある人物に出会ったおかげで暴力の道に進まなくて済んだという、現実とは違う話を描いた」と説明した。

 “兄弟で映画を撮ることの利点と欠点は?”との質問に、ジャン・ピエールは、「2人でしか映画を作ったことがないので答えられない。私たち2人は映画作りの過程において、ほとんど1人の人間になる。夢見ているのは、片方が眠っている間に片方が働くことだ」と、兄弟仲の良いエピソードで場を和ませた。

 映画は、3月下旬Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー。


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